田んぼでしゃべりBAR~米に想いを米(込め)て、伝統農法の天日干し体験をしました。

tsumikiに集まった人たちとおしゃべりしながらつながるしゃべりBAR。

昨年大好評!だった「田んぼでしゃべりBAR」。今年もPART2を開催しました。tsumikiから秋晴れの利府町内の田んぼへ飛び出し~米に想いを米(込め)て~!利府米の稲刈りと棒掛け天日干し体験を行いました。


利府町のお米は、宮城県内では生産数が少ないものの、味には定評があります。
藩政時代より仙台藩の献上米として評価を得ていたと町の口伝にも遺っています。
太陽の光をたっぷりと浴び、風を受け、じっくりと「天日干し」で自然乾燥させることで、藁からの養分が行き届き「追熟」するために、より甘みと香りが力強くなり滋味に満ちた味となります。


利府町内の櫻井儀一さんは、棒掛け天日干しという昔からの農法で米づくりを行う米農家のひとりです。儀一さんが育てた稲を、手鎌や小型のバインダー(稲の刈り取りと結束ができる機械)を使って刈り取り、棒掛けにする作業を体験させていただきました。

▲利府町米農家の櫻井儀一さん
▲櫻井儀一さんに教わりながら手作業で稲刈りをする親子
▲刈った稲を一束にまとめていきます。子どもたちも真剣です!
▲手作業だけでなく、稲刈り機を使っての体験もしました。農機具を操作する子どもたちは、にこにこです!
▲まとめた稲を棒にかけ、自然乾燥させていきます


農作業が一段落すると、沢乙温泉うちみ旅館の内海貴史さんが、田んぼで利府米を使ってご飯を炊いてくださいました。


炊きあがりを待ちながら、内海さんから利府のお米が美味しい理由などのお話を伺いました。


天日干しひとめぼれ米は、利府勿来の関(なこそのせき)を水源とするミネラルたっぷりのお水で育った稲を、棒掛け・はせ掛けという伝統農法で自然乾燥して作られます。


炊上がったご飯は、きらきらと輝いていました。お米の美しさを、間近で見て感じることができました。


炊き立て「煮えばな」の一番美味しいところをよそってもらい、先ずは、一口いただきました。


「美味しい!」「甘い!」と声があがります。甘みがあるのも天日干しの自然乾燥のおかげです。


ご飯の後は、利府のお水を使って立てたお抹茶をいただきます。子どもどもたちは、日頃お世話になっている人へ感謝を込めて立ててくれました。


お茶碗は、梨灰の釉薬を使った利府焼き。御菓子は、無農薬栽培の利府青紫蘇を使った「志ほがま」。田んぼで野点をいただくとは贅沢な体験です。


★参加者の感想をご紹介します。

「自然の中で稲刈り、天日干し、炊き立てご飯の試食が出来てとても贅沢な体験が出来ました。また参加させていただきたいです」

「伝統的な手法での稲刈りや天日干し、米作りを知れて大人にとっても非常に良い体験が出来ました」

「利府とお米の繋がりを知ることができて、大変学びになりました」


天日で追熟する自然乾燥米は、手間をかけただけ味わいが深くなります。
伝統的な農法と利府米の美味しさがいつまでも味わえるよう、未来に伝えていきたいですね。


(tsumikiコーディネーター 保科千尋)

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