田んぼに飛出し「しゃべりBAR」開催。米に想いを米(込め)て、稲刈りを体験しました!

tsumikiに集まった人達がゆるっとおしゃべりしながらつながるしゃべりBAR。

10月3日のしゃべりBARは、tsumikiから秋晴れの利府町内の田んぼへ飛び出し、「田んぼでしゃべりBAR」と題して利府源流米の稲刈と棒掛け天日干し体験を行いました。


利府町は梨が有名なことは言わずと知れたことですが、実は利府米も定評があります。昨今、農作業の機械化が進んでいます。しかし、利府の田んぼの中には特有の粘土質の土壌のため、コンバイン(稲刈りから脱穀、選別までできる大型機械)が入ないところがあります。そこは現在も鎌を使って手作業で稲刈と天日干し乾燥が行われているそうです。



今回は、棒掛け天日干しで米づくりを行う米農家のひとり。櫻井儀一さんが育てた稲を、手鎌やバインダー(稲の刈り取りと結束ができる機械)を使って刈り取り、棒掛けにする作業を体験させていただきました。



櫻井さんに教えてもらいお手本どおりやろうとしても、最初はなかなかうまくいきません。



それでも何度かやっているうちにコツがわかってくると、今度は参加者同士が教え合う光景も見られ、作業がはかどりました。



農作業あとのご褒美に、うれしいサプライズが用意されていました。沢乙温泉うちみ旅館の内海さんが、田んぼでご飯を炊いてくださったのです。



炊きあがりを待ちながら、内海さんから、利府のお米が美味しい理由やお米をさらに美味しく炊き上げる方法などのお話を伺いました。


炊き上がって、土鍋の蓋が開くと、「ワ~」っと歓声があがりました。


内海さんに「煮えばな」の一番美味しいところをよそってもらい、先ずは、一口いただきました。


さらに、塩おにぎりも! みなさん、その美味しさにつられて何度もおかわりしました。



櫻井儀一さんからは、具だくさんの芋煮汁の差し入れが。櫻井さんの畑で採れた里芋も格別でした。



〆には、なんと!抹茶のお振る舞いも。お茶碗は、梨灰の釉薬を使った利府焼き。御菓子は「志ほがま」。なんという贅沢でしょう。


長年農作業に携わってきた櫻井さんも、さすがに田んぼでの抹茶は初めてとのことです。



参加者からの声もご紹介します。

「利府に住んでいても、なかなか利府町の産業に触れる機会がなかったのでこのイベントは非常にありがたかったです」

「今回初めて稲刈りを体験してみて、改めて作物を育てる大変さを実感しました」

「代かきしてから1週間以内の夜に田んぼに月がキレイに映るという耳寄り情報も聞けたので、来年見に行ってみようと思います」



天日で追熟する自然乾燥米は、手間をかけただけ味わいが深くなります。
伝統的な農法と利府米の美味しさがいつまでも味わえるよう、未来に伝えていきたいですね。

(tsumikiコーディネーター 五十嵐千晶)

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