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新・生業塾 連続講座②「環境・持続可能な事業プランニング」PLANNING LABORATORY渡辺沙百理さん


2021年度の新・生業塾開講



新・生業塾とは、利府町の地域資源を活かし、新しいビジネスの創出を目指す人向けの連続セミナーです。県内で起業し活躍するゲストを招いての公開講座と、小商いをステップアップし生業にしたい方のための連続講座(全5回)を実施します。

連続講座は、これまでにない働き方や事業に着目し、講話やディスカッションを交えながら実際に生業をつくる、学びの場です。5名の受講生と共に歩みます。



10月10日(日)第2講目
テーマは「環境・持続可能な事業プランニング」


講師は、PRANNING LABORATORY・イベントプランナーの渡辺沙百理さんです。

渡辺さんは、宮城県大崎市生まれ。仙台市内のインテリアショップを経て、2016年よりイベント企画に携わり、翌年フリーランスで開業。PRANNING LABORATORYを立ち上げ、ワクワクする気持ちを忘れずに、ヒトやモノ・コトを繋ぐ場づくりを行っています。

近年は、環境問題や持続可能な取組みをテーマとしたマルシェ「量り売りマルシェ」と「tsugi(継)PROJECT」の2つを継続開催しています。
講話では、その2つのイベント事例を紹介し、プランニングで大切にしていることを伝えました。


食品ロス削減とパッケージごみ(プラごみ)削減がテーマ

「量り売りマルシェ」


食品ロス削減のため、食材を「量り売り販売」で「必要なものを必要な分だけ購入」するスタイルです。パッケージごみの削減は、お客様に容器持参を呼びかけ、トレーやビニール袋などのプラごみを出さない工夫をしています。

お客様の容器持参率は初回開催から99パーセントを達成しました。容器を工夫することを楽しむ方が多く、ホーロー容器やガラス瓶、みつろうラップの活用法など情報交換の場としても機能しています。



「ゴミを減らし 暮らしを楽しむ 豊かなまちへ」がコンセプト

「tsugi(継)PROJECT」


仙台市五橋にあるアパートメントを会場に、販売会やワークショップ、お話会などを開催しています。住宅やスーパーが立ち並ぶ立地を活かし、ご近所から気軽に参加できる場として、ごみを少なくする生活のアイディアや、資源の循環を考えた暮らしの提案を行っています。

プロジェクト名には「先人たちの知恵を継ぐ場、物事の前後(次)を考える」という意味を込め、これまでに金継や藍染、保存食を作るワークショップなどを開催しました。暮らしの知恵を知り、それを自分事として捉えることができる場所として継続。この秋1周年を迎えました。



プランニングで渡辺さんが大切にしていること


どちらのイベントも食品ロス削減・ごみゼロの取り組みは共通して継続していますが、コンセプトやテーマを分けることで2つのイベントの住み分けをしています。

プランナーとして、渡辺さんが企画で大切にしていることは、コンセプト・特徴・打ち出したいサービスや目的をわかりやすく伝えること。

そして、生業として続けていくために大切にしていることは、「自分が大小問わず興味を持って進める・取り組めることを選ぶこと。それを伝えたり、共有したい人たちがいること。自分が好きだと思うこと、楽しさを持ってできること」だと伝えました。



この日は、受講生5名が全員揃って顔合わせとなり、講師の渡辺さんも交えてディスカッションも弾みました。

受講生に感想を聞いてみると、
「ゴミ削減を自分の事業にも取り入れようと考えました。みつろうラップの活用は次のイベントなどで活用していきたいと思います」
「小さなことから自分がやりたいことを進めるきっかけになりました」と、さっそく自分の事業でできることを見つけていました。


次回は、tsumikiを飛び出し、フィールドワークに出かけます。



【新・生業塾2021レポート】

公開講座 9月18日(土)13:00-15:30 ⇒★
連続講座①:9月26日(日)10:00-12:00 ⇒★
◆連続講座②:10月10日(日)10:00-12:00  ⇒イマココ
連続講座③:10月16日(土)10:00-12:00  ⇒★
連続講座④:10月24日(日)10:00-12:00  ⇒★
なりわい市:11月20日(土)10:00-15:00  ⇒★お知らせ
なりわい市:11月20日(土)10:00-15:00  ⇒★レポート

 



(tsumikiコーディネーター 板橋芳理)



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