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りふくる×真栄工芸(モルックの商品開発)

\CHALLENGER/


tsumikiを中心に、町内の様々な分野で活躍する方々を紹介します。

今回ご紹介するのは、フィンランド発祥のアウトドアスポーツ「モルック」の商品開発にタッグを組んで挑戦した、真栄工芸株式会社と利府町まちおこし支援協力会「りふくる」代表佐藤大輔さんです。


想像から創造へ利府の町で「モルック」を作ろう!


―企業と町民がコラボ「モルックプロジェクト」


モルックは、老若男女が楽しめるアウトドアスポーツとして、近年、全国的に注目されています。モルックを家族で楽しんでいた佐藤さんは「市販の物はほとんどが木生地でおもしろみがない。もっとカラフルでオリジナルな物があったら楽しいのになあ」と考えていたそうです。そんな折、2022年9月利府町主催「ALL RIFU 産業祭」に出展していた真栄工芸の社長と出会います。佐藤さんが「真栄さんの技術を使って利府町でモルックを作れないでしょうか」と相談。「やってみましょう」と社長から快諾が得られ、さっそく設計部、制作部、営業部から選抜したメンバーと佐藤さんによる「モルックプロジェクト」が立ち上がりました。


―簡単にはいかない!試行錯誤の連続


毎月1回打合せが行われ、佐藤さんのアイディアや提案を真栄工芸の技術職人たちが試作することの繰り返し。「SDGsに基づいて廃材を利用できないか」「硬さや材質が違い積層は難しいが、木目の良さを引き出したい」「角材を丸材に加工できるところはないか」「手作業で塗装するのでは手間がかかりすぎる」「円柱にダイレクト印刷する方法はないか」等など。製作の工程が進むに連れて出てくる課題を次々クリアし、試作品がバージョンアップしていく工程の中で、佐藤さんは「自分の頭で思い描いていた以上のものが、製品として具現化していくことに驚きと感動の連続でした」と語ります。製作チームは「佐藤さんの提案は自分たちに足りないところを指摘してくれるのでやりがいがありました」と受け止め、「何より課題が一つ解決するごとに佐藤さんがめちゃくちゃ喜んでくれるのが励みになりました」とチームの関係は良好です。


―利府町ふるさと納税返礼品として出品


2022年12月末に、利府町から「スパイシーモルック」が誕生しました。北欧風の図柄がプリントされていてカラフル。一般販売には価格設定と販路確保が課題となっていますが、まずはふるさと納税の返礼品として出品しています。商品開発と並行して児童館の職員や子どもたち、健康増進を図る高齢者グループの方々を対象に、モルックの普及活動も行ってきました。佐藤さんは「老若男女関係なく楽しむことができるゲームだ」と確信をしたといいます。利府町が「モルックの町」になるのも夢ではありません。町内企業と町おこし団体から町内を巻き込むイノベーションを起こしていきたいと、モルックプロジェクトチームの思いは膨らみます。


真栄工芸株式会社 宮城県宮城郡利府町しらかし台6丁目13-2
TEL 022-356-6688/FAX 022-356-6941
HP:真栄工芸株式会社 | 想像から創造へ 

りふくる  rifukuru@gmail.com
Twitter @rifukuru りふくる@利府町おもてなし運動中!
HP:利府さインカあ帝国 https://www.rifu-info.com/



取材・文 チーフコーディネーター葛西淳子
(つみきのキモチvol.20掲載)



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