■20245年3 月28日(金)
岩手県平泉町地区公民館連絡協議会の方々9名が、tsumikiの視察見学にいらっしゃいました。
視察では、tsumikiを管理・運営する一般社団法人Granny Ridetoの桃生が、tsumikiの設立経緯や背景、コンセプト、事業内容、これまでの実績などについて、スライドを用いて説明を行いました。特に、町内外に眠っていた人材の掘り起こしや、人と人をつなげ、仕事や活動へと結びつけてきた具体的な成果を紹介しました。また、視察参加者の皆様がこれまでの取り組みを具体的にイメージしやすいよう、実際の事例やエピソードを交えながら説明をしました。

公民館連絡協議会の皆様からは、平泉町の現状を踏まえたうえで、多くの質問が寄せられました。特に、tsumikiに若い世代が自然と集まり、活発に活動している点に強い関心が寄せられ、その背景や要因について活発な議論が交わされました。
たとえば、tsumikiの設立にあたり、宮城大学との連携協定により学生たちが地域づくりに関わる実践の場となったこと。また、創業支援・チャレンジ支援を掲げるtsumikiでは、「こ・あきない事業者」が実際に事業のPRや商品の販売を行い、ステップアップの場となっていることも説明しました。こうした取り組みが、若い世代を惹きつける要素の一つになっていると考えられます。参加者の皆様は熱心に耳を傾け、関心を深めていました。
今回の意見交換を通じて、tsumikiの持つ強みを改めて認識するとともに、「若さとは何か?」という問いについても深く考える機会となりました。年齢にとらわれず、新しいことに挑戦する意欲や地域と関わる姿勢こそが「若さ」ではないか、という視点が共有され、参加者の皆様との間で活発な議論が交わされました。
平泉町でも、住民が気軽に集まることができる場所を求める声が寄せられているといいます。今回の視察を通じて、tsumikiのコンセプトや事業内容が参考になればうれしく思います。

平泉町地区公民館連絡協議会のみなさん、ご来館ありがとうございました!
(tsumikiコーディネーター 石井宏之)