7月23日(日)のライター塾vol.5は、編集者・ライターとして活躍している南陀楼綾繁さんを講師に、「リトルプレス」の設計図をつくるワークショップを行いました。参加者は、13人。
リトルプレスとは、少部数で発行する自主制作の出版物のことで、ミニコミや同人誌、ZINEなどと同類のメディアです。作り手の思いや考えを、媒体で自由に表現できるのがおもしろく、魅力です。
南陀楼さんが、全国各地で集めたリトルプレスを紹介。
全国の中でも成功している事例を交え、それぞれどういった思いで作られたのか、誰に向けたものか、冊子づくりの特徴などを、解説してくれました。
参加者が作りたいリトルプレスの内容は、
「自身の作家活動の紹介をしたい」
「街中のトイレのランキングを冊子にしたい」
「住んでいる町の良さを伝えたい」
「職場の先輩にプレゼントしたい」など、十人十色です。
南陀楼さんから、冊子づくりの基礎的な指南をうけ、実際にA3用紙を用い設計図づくりが始まりました。
文字や線を書き込んだり・・・
素材を貼ったり・・・
表紙、タイトル、内容、写真の位置など、紙面構成を考えていきます。
最後に各自作成した設計図をもとに、自分が作りたいリトルプレスについて発表しました。
南陀楼さんからは、誰に向けたものか、どんな形式か、販売価格はいくらにするのかなど、一人ひとりにアドバイスがありました。
始めは漠然としていた思いが、より具体的になってきて「実際に作ってみます」という参加者も現れました。
どれもさらにもう一工夫すると、もっとステキで、ぐっとおもしろい冊子になりそうです。ぜひ、今回つくった設計図を形にしてほしいですね。
tsumikiでは、実践の場として10月に開催する「こ・あきない市」への出店や、tsumiki施設内で制作物を配架する機会を用意していこうと思っています。それぞれの出来上がりが、今から楽しみです。
(tsumikiチーフコーディネーター 葛西淳子)