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新生業塾2022連続講座第4回<ステップ4>事例に学ぶ。


■新生業塾2022 連続講座第4回 ステップ4:事例に学ぶ


連続講座第4回目は、12月7日(水)に開催。今回はちょっと少なく参加者は、4名。枝元なほみさん、サポーターの鈴木朝美さん、市岡泰さん、桃生和成さん3人を交えて、こじんまりと…でも内容は濃く充実した講座になりました。



小さくはじめるプロジェクト「衣食住ユニットすまい」
~サポーターの桃生さんと鈴木さんの場合


コトのはじまりは、桃生さんが興味を持った一枚の古着からでした。

共通の趣味や話題から仲間が集まり、なんだかんだと小さいなガレージセールやイベントをしているうちに、あれよあれよという間に石巻の民家を改装して食堂をつくろうという拠点づくりにまで展開してしまったという事例です。

ユニットメンバーの鈴木さんも「興味関心があること、こんなことをやりたい!と周りの人に言っていると、仲間が見つかって、やりたいことが形になっていくことを実感しています」と活動のおもしろさを話してくれました。

一見無計画に見えますが、小さくコトをはじめ続けていると、新しい世界が見えてくるという一例でした。



利府梨の木を使った何かをつくりたい
~サポーターの市岡さんの場合


陶芸家の市岡さんは、利府町に住み始めて14年です。引っ越してきた当初から、利府町の物を使って何か作品ができないかなあと思い描いていました。

そこで試みたのが、剪定した梨の木の灰を釉薬にした陶器作り。いまでは、町内で活動する4人の陶芸家とゆるやかなつながりができました。

もう一つ。これはごく最近のこと。松島町の木工家と出会い梨の木を利用した木工品づくりが動き始めました。10年温めていた思いが動き始めたという一例でした。



#利府梨を子どもたちにプロジェクト
~枝元なほみさんの場合


「利府梨は、なかなか町内で買えず、学校給食にも登場しないんだよねという話を聞いて、地元の子どもたちに利府梨を食べてもらいたいなあと思ったんです」と枝元さん。

だから、利府梨を子どもたちに食べさせたいプロジェクトをつくりたい!

例えば、町内の小学校が、梨農家さんから畑を借りて梨の木を育てるといった、梨の木オーナー制度のような仕組みができないものか。どんなやり方よいか、どこにどうアプローチすればよいかを具体的に一生懸命考えています。


後半は前回発表していなかった方に、自分の思い描く生業のイメージを話してもらいました。するとその場で塾生からも利府町内の情報が提供され、少しずつ可能性が広がっていくようでした。


さて来週は、いよいよ最終講座。
塾生一人ひとりの「自分やりたいこと・やれること」を宣言してもらうことになりました。

そして枝元さんからは、年が明けたら卒業発表会をしましょうと提案もあり、このあと塾の中から、いくつ具体的なプロジェクトが立ち上がるのか、ますます楽しみになってきました。



(tsumikiチーフコーディネーター 葛西淳子)



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