利府町といえば「梨」!
9月23日(月・祝)tsumikiを会場に、「なしパラダイス」を開催しました。
「なしパラダイス」は、利府町に住んでいる方、利府町外の方にも、「梨のことをもっと知り、さらに好きになってもらいたい」という想いで企画したイベントです。
梨にまつわるトークイベント、梨のテーマソングを作るワークショップなどが行われ、当日はたくさんのお客さんでにぎわいました。
トークイベント「梨トーク」
利府町地域おこし協力隊で梨を生産している吉川一利さんと近江貴之さんが、今年初めての収穫を迎えた梨の生産秘話を交えて、梨が収穫できるまでの流れなどわかりやすくお話しくださいました。
▲吉川一利さん(利府町地域おこし協力隊)
▲近江貴之さん(利府町地域おこし協力隊)
▲司会はシンガーソングライターのアサノタケフミさん。
利府梨の食べ比べ
梨農家の現状や、梨が収穫されるまでに様々な工程があることを知る機会になりました。また、利府梨の現状として、古くから利府梨を支えてきた「長十郎」という品種が現在は作り手が少なくなってきており、代わりに「あきづき」という品種が増えているそうです。
では、その2種類の味はどう違うのか!?
来場者には、おもて”なし”として、「長十郎」「あきづき」の食べ比べセットをふるまいました。
吉川さんが会場のみなさんに向けて、
「長十郎」「あきづき」どちらが美味しかったですか!?と尋ねると、
会場ではほぼ半分に分かれるという結果になりました。
現状では「あきづき」の需要が増し、減少傾向にある「長十郎」ですが、どちらも美味しい梨には間違いないようです。 食べ比べることで品種ごとの違いや、自分の好みに気づく機会になりました。
▲写真の梨は「長十郎」。やや固めの食感で酸味があるのが特徴の梨です。
「あきづき」は柔らかく甘いのが特徴です。
摘果梨って知っていますか?
収穫までに間引いて捨ててしまう摘果梨の存在と、その活用の可能性についても触れました。
tsumikiとzizo+ベーカリーさんのコラボ商品として、摘果梨から酵母を作った「摘果梨酵母のパン」を紹介。 会場にいる方にも試食していただきました。
▲zizo+ベーカリー・里見千穂さん。
▲「摘果梨酵母のパン」ふっくらもちもちのパンは、来場者からも好評でした。
ほかにも、リフレ横丁でお店を構える「笑家」さんからは、梨ピザ・梨と手羽先のスープ。
青葉台で工房を構えるベーグルとパンのお店「Bagel&Bread spica」さんからは、梨のソルベ。
多賀城にあるお花を扱う「Flower Farm 四季彩」さんは、摘果梨を使った花材。
など、実際に試食や展示をして、梨の新たな活用についての可能性を示しました。
「あるなしクイズ」 いくつわかりますか
梨にまつわる○×クイズを吉川さんの進行で9問出題。
トークで話したことの復習を兼ねた問題や、新たな知識を紹介しました。
アサノタケフミさんによる歌作りWS
お客さんにトークを聞いた感想や梨への想いなどを書いてもらいました。
そこから地域おこし協力隊の2人が歌詞に入れたいワードを選び、アサノタケフミさんが曲に合わせて即興の梨ソングを作りました。
みんなの想いが詰まった梨ソングの完成です!
イベントを盛り上げるために、利府町のヒーロー「梨ん幹戦士ナシルバー」も登場!
一緒に記念写真を撮影したり、子どもたちから大人気でした。
企画から当日運営には、高校生ボランティアの渡邉木花さんも関わり、若い世代との交流も生まれました。
利府町の名産品である梨への理解を深め、たくさんの人とのつながり、交流を生んだ「梨パラダイス」。
当日はたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました!
(文・写真/tsumiki コーディネーター 佐藤陽友)