【#tsumiki応援団】みんなで応援!そして応援されよう!
―地域おこし協力隊 近江貴之さん
近江貴之さんは、仙台市に生まれ大学卒業後、NTT東日本に就職。2019年7月Uターンして利府町の地域おこし協力隊になり、梨農家として日々梨を生育しています。
*地域おこし協力隊とは…?
人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度です。
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利府町で梨農家になったわけ
近江さんはNTT東日本で、長年通信によるコミュニケーションを提供する仕事をしていました。「社会的意義のある仕事でやりがいは感じる一方、自分で価値を創造する達成感のようなものが不足していたように感じていた」と話します。
そんな中、以前より興味があった地方創生イベントに参加し、利府町のブースで梨の生産や6次化で地域おこしをする仕事の募集を知りました。利府町は子供の頃活動していた、サッカークラブでお世話になっていた土地。自ら創ったモノで利府町に貢献できることに大きな魅力を感じたそうです。
傷物や規格外の梨の再活用を目的とした「利府梨のスパイスカレー」を試作
梨の生産に携わっていく中、傷物や規格外の梨など十分食べられるものが廃棄になっていることを知り、何とか価値を見出せないかと考えるようになりました。
そこで始めたのは、利府梨を使った「利府梨のスパイスカレー」の試作でした。
市場には出回らない利府梨は、丁寧にカットし冷凍。その冷凍梨と玉ねぎを炒め、近江さんが独自に配分したスパイスやスープ、鶏肉と一緒に煮込み、カレーに仕上げました。
好評だった試食会から初の販売まで
昨年、利府町のふれあい館で「利府梨のスパイスカレー」100食を振舞う「試食会」を実施。その場で集めたアンケートの声を参考に、さらに試作や改良を重ねました。
利府町の浜まつりでは、初の販売を行いました。
なんと、用意していた100食が完売!
「スパイスと利府梨のほんのりとした甘さのバランスが後をひくおいしさ!」とお客様にも好評でした
今は、梨農家として梨の育成に全力投球
「よし!これから!」と思っていた矢先、新型コロナウイルスの影響でイベント出店等の見通しがつかず、販売場所が未定となっている状況です。
こんな状況下ですが、梨づくりをしながらも地域の人とのコミュニケーションや交流、情報の収集を欠かしません。
「利府梨のスパイスカレーは、自分自身の生業にするだけではなく、傷物の梨に価値を見出し梨農家の収入を向上させるとともに、利府梨のPRができ町にも寄与する三方良しの商品を目指しています。自分で創ったモノで人に喜ばれる仕事を生業にしたい」と話す近江さんの活動はこれからも続いていきます。
◆ 近江貴之さん情報 ◆
梨のスパイスカレー・各種お問い合わせ
電話:090-3756-5150
メール:takayuki_ohmi0921@yahoo.co.jp
利府梨を作り裏側や利府梨のスパイスカレーの製作奮闘記をブログで紹介しています!
「元新宿サラリーマンのトカイナカ暮らし」
https://c3po3.hatenablog.com/archive
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#tsumiki応援団 みんなで応援!そして応援されよう!
#tsumiki応援団 は、利府町やその近郊に店舗を構えるお店、tsumikiを拠点に活動している小商い実践者やアーティストたち活動を、みんなで応援しよう。そして自身も応援されようというものです。
新型コロナウイルスの感染がひろがり、営業の自粛やイベントの中止によりさまざまな影響がでています。このような状況の中、各自が今できる形で商品を販売したり、作品を創り続け自身のスキルアップを図っていらっしゃいます。
人と会うことが制限されている今だからこそ、お店や創り手の活動を知り、その活動を応援し、また自身が応援される場としてつながっていただければと思います。
お店を利用した方、活動に参加した方は、#tsumiki応援団 を付けて発信してください。
さあ、みんなで応援し、そして応援されよう!