information

topics

【報告】利府町の地域資源を発掘し、特産品を開発する取り組み。

3月30日(木)利府町地域資源検討委員会が利府松島商工会利府事業所で開催されました。会議では、令和4年度利府町地域資源検討ワーキング委員会が取り組んできた「利府町地域資源発掘・特産品開発検討事業」についての報告が行われました。

現地踏査(利府町内3ヵ所)と先進地視察(石巻市)の様子を振り返りご紹介します。


■4月22日 第1回ワーキング委員会 場所:tsumiki

ワーキング委員会には、委員として利府町内の事業者など14名が参加。委員長に沢乙温泉うちみ旅館の内海貴史さん、副委員長に稲庭うどん瀧ざわ家の瀧澤崇さんが選ばれ、将来の特産品開発を見据えた利府町資源の検討がはじまりました。


■6月1日 第1回現地調査  場所:沢乙温泉うちみ旅館(沢乙地区)


初回の現地踏査は、会場を沢乙温泉に移して実施。会議では、利府灰を釉薬に使う「利府焼」の普及、観光資源としての名勝「馬の背」など、多様な視点から意見が出されました。

▲地域資源を生かしたメニューとして、利府天日干し米の炊き立て煮えばな、光洋水産の昆布の煮付け
▲日本みつばち天然はちみつと米粉ロールを試食しました


■7月6日 第2回現地調査 場所:MOLA MOLA CAFE、稲庭うどん瀧さわ家(浜田地区)


浜田港、須賀港の2つの港をもつ利府町。湾内おだやかな海の恩恵をうけて育つ海藻類を生かす商品開発の可能性を見出す一方で、牡蠣については現状では担い手がいなく、人材の育成が課題であることが改めて認識されました。

▲浜田・須賀地区の特性を生かしたギバサ丼をプラスした稲庭うどんセット。ギバサ丼は粘りの強さが自慢の一品です。


■9月14日 第3回現地調査 場所:森の中のカフェ生石庵(森郷地区)


生石庵は、勿来の関ダム湖の畔森郷キャンプ場の敷地内にあります。文字通り森の中のカフェのテラスで行う会議では、利府産の米粉を使った商品ができないか、わかめなどをふりかけに加工できないかなど議論が交わされました。

▲1961年頃、森郷キャンプ場を会場として収穫を感謝する農民祭が行われていました
▲製菓用米粉100%のスコーン(写真左)と小麦粉100%のスコーンの食べ比べと、試作中の梨ジャムを試食


■1月18日 先進地視察 場所:山徳平塚水産株式会社/石巻うまいものマルシェ(石巻市)


特産品開発事例「金華シリーズ」の商品や工場見学を行いました。
その様子はこちらからご覧ください⇒★視察に行ってきました!


■海藻・米・梨3つの地域資源


3月30日の報告の中でワーキング委員会からは、3つの地域資源を重点資源と位置づけ、引き続き特産品開発を図っていくことが提案されました。

●わかめ、こんぶ、あかもく(ギバサ)など
波静かな海のゆりかごといわれる松島湾内が育んだ茎までやわらかい、ミネラル豊富な海藻類。

●利府源流米
良質な水源から成る良質な土壌から生産される米は、江戸時代には仙台藩への献上米として供されていた。

●利府梨
消費者向けには、直売や農協を通じた現物販売が主流で、事業者向け一次加工品(半製品)取引は無い状況。


●▲■

tsumikiからもディレクターの桃生とチーフコーディネーターの葛西が参加して、委員の皆さんと一緒に地域資源の掘り起こしをしてきました。第1次産業の担い手不足、海藻類の養殖に係わる漁業従事者、梨農家の高齢化に伴う生産者の減少など、深刻な課題も見えてきました。その一方で、地域資源に付加価値を高める6次産業化へ取り組む若い生産者や事業者の意欲も感じることができました。

今年度の取り組みをもとに、今後どのような特産品が生まれ、利府の魅力を発信できるのか。利府町の持つ可能性に期待したいと思います。tsumikiでも引き続き、商品開発やデザインブランディング支援など行ってまいります。起業創業に関するご相談などにご活用いただければ幸いです。


(tsumikiチーフコーディネーター 葛西淳子)



リンク



topics top