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tsumikiのrireki  最終話 長いようで短い5ヶ月

tsumikiのrireki

最終話 長いようで短い5ヶ月

 

利府町まち・ひと・しごと創造ステーションtsumikiは、2016  年6月から9月までの間、全8回行ったワークショップ(町民参加型の話し合い)の場が母体となって誕生しました。毎回テーマを設け、若手を中心に企業・学生・NPO スタッフ・行政職員といった多様なメンバーが集い議論を重ねてきました。tsumikiには、ワークショップの中で生まれた意見やアイディアが反映されています。まさに町民による町民のための施設です。3回に分けてお話してきたtsumikiができるまでは、今回が最終回です。

 

9月のテーマは「フリーペーパー」とtsumikiで提供する「ドリンク」について。特にフリーペーパーについては、「つみきのキモチ」のアイデアの種がたくさん出た出発点ともいえます。

ただ9月になるとワークショップの参加者も減り、限定的になってきました。月2回というペースで話し合いが続き参加者にとっても苦しい段階だったのではないでしょうか。そんな中で粘り強く参加してくれたのが大学生の皆さんです。

前回まであまり触れてきませんでしたが、ワークショップ全体では大学生の力が大きかったです。宮城大学や東北学院大学、宮城教育大学から学生の参加があり、首都圏の大学に通いながら長期休みを利用し、わざわざ参加する利府町出身の学生もいました。特に利府町と連携協定した宮城大学からは、風見正三先生をはじめ多くの学生の参加がありました。町民と大学と自治体が連携し、このようなプロジェクトを推進するという事例は、他の地域でもあまり見受けられない稀なケースだと思います。

若者の率直な意見とポジティブな姿勢は議論の場全体にも大きな影響を与えました。これからの社会を担う学生にとって、少しでも地域やまちづくりに関わったという経験は、これからのキャリアの中でも必ず活きるはずです。また、町としても学生に利府の魅力を知ってもらう良い機会になりました。

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施設完成間近の10月に実施したウッドデッキづくりや芝生張りには、学生を含め平日夜のワークショップに参加しにくい小さなお子さんや主婦、年配の方もたくさん参加いただきました。ほんの一部ですが、実際に体を動かして施設づくりに関わるだけで不思議なもので愛着が湧きます。オープン後も、水やりや草取りなど芝生の管理をする方。お知り合いを連れてみんなで組み立てたウッドデッキを見に来る方がいらっしゃいます。この施設は、行政や建設業者だけではなく、利用者となる町民もいっしょになってつくるということを体現する場となりました。

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さて、このコーナーは今回で最終回となりますが、tsumikiの運営はこれからも続きます。まだまだ課題も多く残されています。時間の関係でワークショップの中で議論を深められなかったことは、利用者の皆さんと少しずつ改善しながら、新しい公共施設運営の形を模索し続けたいと思います。

 

(tsumikiディレクター 桃生和成)