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子どもたちの夢を叶えようと走った大人たちのストーリー「しおがまっ子夢応援プロジェクト」


「オーダーのポシェットを製作してくれる人ませんか?」

tsumikiへの相談があったのは、今年2月中旬のこと。塩竈市にあるコミュニティラジオ局BAYWAVEのアサノタケフミさんと七ヶ浜で地域の魅力を動画や写真を通して発信しているlil357さんです。

お二人が関わっているプロジェクトの企画の中で使用する、子ども用のポシェットを制作してくれる人を探しているとのことでした。「tsumikiには小商いをしている作り手や作家さんたちがたくさんいるから、何かアイディアを出してくれるかも!」と飛び込んできたのでした。

▲コミュニティラジオ局BAYWAVEのアサノタケフミさん(写真左)とtsumikiディレクターの桃生


「しおがまっ子夢応援プロジェクト」

塩竈市の市制施行80周年を記念して、家族や友達、仲間、地域の人など、大切に思っている人のためにやってみたいことを一緒に叶えるプロジェクト。夢を叶える過程を動画で配信し、市民の皆さんに笑顔を届けようと企画した事業です。

「しおがまっ子夢応援プロジェクト」


5組のしおがまっ子の応募があり、その一つ一つの夢の実現に向けて大人たちが全力で動きだしました。


「ひとりでおつかいに行ってみたい」
「ママに海鮮丼を作ってあげたい」


この2人のしおがまっ子の夢を実現させる舞台となったのは、塩釜仲卸市場。
市場内での様子を動画におさめるためには、お子さんの声をちゃんと録音することが重要になります。

でも、小さな子どもはマイクをつけることに抵抗があったり、機材を気にしたりしてしまいます。そこでマイクだと気づかれないように、何か仕掛けができないかと考えました。

▲今回のプロジェクトについて作戦会議をするアサノタケフミさんとiikoiikoさん(写真右)


さっそく、塩釜仲卸市場「SevenStreet」にも出店したことがある布小物作家iikoiikoさんに相談してみると、「私にお手伝いできるならよろこんで!」とご協力いただけることになりました。

「利府町とのつながりとして、梨巾着がポシェットになったらかわいいよね!」と話が弾み「マイクをポシェットのひもの部分にこっそり仕掛けたらよいのでは?」というグッドアイディアが出ました。

▲梨マイクの線がうまく入るか実践。巾着に合わせた紐の色も可愛い!


マイクの線が入るように、ひもの空洞を広げたり、子どもの身長に合わせてひもの長さを調整したり。また、ひもを外して巾着としても使えるよう取り外し可能にしてみたり…と、アイディアがつぎつぎと形になっていきました。

▲強度は大丈夫そう!さて、長さをどうしようか…と試行錯誤

▲完成!


試行錯誤のすえ「しおがまっ子夢応援プロジェクト」のために、特別バージョン梨ポシェットが完成しました!子どもたちが喜んでくれますように…。

撮影当日はポシェットのおかげで、バッチリ子どもたちの声が録音できました。2人の子どもたちも梨ポシェットを気に入り喜んでつけてくれて大成功。お母さん方にも「梨のかたちが可愛い!」と喜んでいただけたようです。


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5つの夢叶えます!「動画お披露目会」


4月17日(日)に塩竈市にある壱番館5階遊ホールにて、「動画お披露目会」が開催されました。出来上がった5つのストーリーが上映され、一つ一つの作品が上映されるたび、たくさんの拍手が沸き起こり、会場は温かい雰囲気に包まれました。


梨巾着ポシェットをつけて、はじめてのお買い物をする姿はこちらからご覧ください。

▶塩竈市HP「しおがまっ子夢応援プロジェクト」5つのストーリー
https://www.city.shiogama.miyagi.jp/soshiki/38/23213.html


▶動画製作:七ヶ浜で地域の魅力と人の魅力を発信しているクリエイターチームlil357
https://www.lil357.com/

▶ディレクション :塩竈のコミュニティラジオ局BAYWAVE
http://www.bay-wave.co.jp/

▶梨巾着ポシェットの製作:利府町在住布小物作家のiikoiikoさん
https://www.instagram.com/iikoiiko__/

 


地域を越えたつながりが誰かの喜びになる。
そんなつながりが、今後も広がっていったらよいですね。


(tsumikiコーディネーター 大宮紗妃)



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