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【tsumiki×TOMI+フレンドシップ企画】今日はあっちに行ってみよう④ ライター:MachitoLink

tsumiki×富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI+のコラボ企画



2つの施設のスタッフと利用者さんが、お互いの施設や地域で展開されている目覚ましい取り組み紹介しました。

利府町学生まちおこし協力隊MachitoLink in Rifu.(マチトリンク)の小原萌愛さんと松浦康生さんは、富谷塾生佐々木 健児(ささき けんじ)さんをオンラインで取材しました。

フードデリバリーをしながら、今までの経験を活かして活動

仙台生まれ仙台育ち。仙台市内で活動している佐々木さんは「仙台は住みやすくて衣食住が自宅の周りで完結するため、不自由なく過ごせている」と言います。現在は、フードデリバリーのお仕事をされており、TOMI+で行われている、富谷市長が塾長の「富谷塾」の3・4・5期生です。これまでの百貨店勤務や、商社・コンサルティング事業、観光関連事業の仕事で培ったマーケティングなどのノウハウを活かして、講師として講演などを行なっている傍ら、富谷塾の塾生として学び続けています。今回は、たくさんの経験をしている佐々木さんにお話をお聞きしました。


― 学生時代から大切にしてきたことは“やればできる”という気持ちでいること


学生時代からスポーツをしてきた佐々木さんは、「やればできる」ということを信念にしてきたそうです。「強く思えば強く思うほど実現する」「自分はやれるんだ」とずっと思い続けることが大切。深く言えば「やる!という目標をもつ」ことが自分の気持ちの支えになり、その目標に到達していなければ目標達成のために一生懸命頑張れるという気持ちになると佐々木さんは話します。

約20年もの間、仙台市内の有名百貨店に勤めていた中で、困難の局面になっても「自分がやりたいことに熱意を持って仕事に取り組む」という気持ちで取り組んでいたとのこと。その熱意のもとは、好奇心旺盛な佐々木さんの性格からきているようです。


― 利府のイメージや利府について知っていること


利府には仕事で何回か来たことがあり、観光協会関連で利府町内の地域おこし協力隊の方をはじめとする様々な方と関わったことがあるのだそうです。また体験プログラム創出事業のスタートアップで観光関連事業の仕事をしていた時に、利府に直接足を運ばれたことも何度かあるとのこと。今後の仕事の流れの中で、以前関わってきた利府などの様々な地域で何か連携させてもらうということも十分考えられるとのことでした。

利府と言えば、スタジアムや大型商業施設などのインパクト・イメージがあると言います。佐々木さん自身の体験プログラム創出事業で町内のスタートアップをやっている中で感じたこととして、新幹線車両基地の見学ツアー(新幹線車両基地まつり)などをやればパワーコンテンツになる、利府は非常に良いコンテンツを持っていると感じたとのこと。そして、特産品の利府梨を使って利府はもっと何かできるのではないかと感じたと話す佐々木さんでした。


人を集めることのポイントは、“共感“と”仮説


イベントの企画や商品開発など多岐に渡って通用することで、非常に大切なのは『共感』を得るということ。“どう共感させるか”ということがポイントであり、そのための仮説をたくさん持つこと。その仮説の数だけ発展があるので、仮説をたてることはとても大切だそうです。


利府に置き換えた場合の参考例として、山形県米沢市で実施している「米沢百景」について教えてくださいました。道の駅にあるボードに市内100ヶ所のスポットのリストカードがあり、そのカードを持っていくと、いろいろな体験ができたり、割引があったりとお得が満載。カードにはQRコードがついていて、そのスポットについて詳しく知ることもできる仕組みになっています。道の駅に来た観光客や立ち寄った人に、街の良さを広く知ってもらいたいという思いからできたうまい仕組みだと佐々木さんは言います。

こうした取り組みは、トラフィックが(交通量)良いところでないとできないため、交流人口が多い場所(利府の場合は駅や商業施設など)で、遠方からの来た方だけではなく、近隣市町村の方にも利府の知ってもらいたいところをPRし、近場の方を中心にリピーターを増やしていくことにもつながるとのこと。例えば、大型商業施設と市民団体が手を組み、はじめは10景からスタートさせ、20、30…と徐々に数を増やして「利府百景」のようなものを作り、買い物客などの多くの方に見ていただいて利府に興味を持ってもらうきっかけにすると良いのでは、とアドバイスをいただきました。


― 私たち“マチトリンク”や学生に対してのアドバイス


よく「時間がない」という人がいますが、無いと決めつけるのではなく、時間は無限にあり、捻出していけばスキルを身に付ける時間はいくらでもあるのだと佐々木さんは話していました。自分で使える時間を作るために、先述したデリバリーの仕事をしながらスキルを身に付けるための勉強を現在も行なっています。そんな中でデリバリーの仕事は、朝9時から夜10時まで続くのだそうです。

ベンチャー創出事業で使うプレゼン資料などを用意しなければならなくなった場合や自分のスキルを身に付けるための時間確保などをどうしていたのかというと、すべて“佐々木さんのバイクの上”で考えたのだそうです。仕事の合間のわずかな時間を使ってプレゼン作成や、佐々木さん自身のホームページの作成、プレゼン資料作成のためのコツなどが書かれた本も5冊以上読まれたとのこと。こうしたわずかなスキマ時間でも時間は作れるのだと佐々木さんは話します。

自分で目標を見つけてやるべきことを探し出し、自分でスケジュールたてたことをコンスタントに繋げていくと、自分がどんどんスキルアップしていくのが分かるのだそうです。佐々木さん自身の経験から、わずかなスキマ時間の使い方をぜひ若い世代の方にも実践してほしいということでした。

取材をしてみての感想

取材担当:小原萌愛
町内のいくつかのスポットを使って人を巻き込んだイベントなどを企画することで、今以上に利府のPRに繋がるのではないかと感じました。また、「米沢百景」のお話から、1番の目的は見てもらうお客様に楽しんでしんもらうことですが、こうした取り組みは企画して準備する側も楽しめるのではないかと感じました。


取材担当:松浦康生
目標をもち、その目標を達成するために一生懸命に頑張るということはスポーツにおいても社会においてもどんな部分でも結び付くことであるということを感じました。そして、アドバイスの際に時間の使い方の大切さを教えてくださったことから、この記事を作成する時は、通学している電車やバスの中での短いスキマ時間を使って少しずつ書くように試みました。

佐々木さんに経験を通した貴重なお話をたくさんしていただき、有意義な時間となりました。今回の取材は、これまでのものの見方が180度変わるお話ばかりで、新しい発見になりました。“時間は無限にある“ということを忘れずに今後も常に目標を持って邁進していきたいと感じました。

佐々木健児さん、ありがとうございました!



佐々木健児さんのnote(ブログ)「体験STYLE」もぜひチェックしてみてください!
▶︎ https://note.com/taikenstyle

〈佐々木 健児さん プロフィール〉
仙台生まれ仙台育ちで、現在も仙台市内で活動しています。
仙台市内の有名百貨店で約20年勤めたのち、商社・コンサルティング事業勤務などを経て、観光関連事業に携わりました。現在は、フードデリバリーで生計を立てながら、マーケティングのノウハウを通して講師を務め、講演等を行っています。


▲tsumikiライター 小原萌愛、松浦康生(利府町学生まちおこし協力隊MachitoLink in Rifu.)

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TOMI+のライターさんもtsumikiへ来て取材をしてくれました。
その記事は、こちらからご覧ください。

富谷塾 コラボ企画

 (tsumikiコーディネーター 佐々木将太)



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