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丹呉和也さん・亜紀さん(Cochon patisserie café 店主)

\CHALLENGER/

利府町でチャレンジする人々をご紹介します。

利府町沢乙東に2017年11月に開店したCochon patisserie café(コションパティスリーカフェ)店主の丹呉和也さんと亜紀さんご夫妻に、利府町で起業することの魅力やこだわりについて、tsumikiライター塾受講生の五十嵐千晶さんがお話を伺いました。

 

★コション_丹呉さん

 

ふたりではぐくむ幸せの象徴

 

小麦とバターが焼きあがる香ばしい匂いが漏れ出る。大きな木の扉を開けると、正面に鮮やかなブルーの壁が広がる。その青色を背景に黄金色に輝くパン、そしてショーケースには彩鮮やかなケーキがお出迎え。思わずパッと心が明るくなる。

ここCochon patisserie café(以下、コション)は、2017年11月にオープンした洋菓子店。店名「コション」は、フランス語で幸せの象徴である「金の豚」を意味する「コションドール」が由来となっている。

人気商品は、クリームが濃厚で皮もしっかりとしたシュークリームと、サクッとした食感ながらも噛み応え十分のクロワッサン。何を買おうか迷ったら、先ずはこの2つがおすすめだ。

並ぶ商品は、季節ごとに材料などが変わる。「常に種類を変えて、お客様をよろこばせたい。お客様がショーケースの前で迷われる姿を見るのがうれしい」と語るのは、ケーキ担当の和也さん。パン担当の亜紀さんは、「種類は定番のものが多いですが、野菜など中に入れる具材を旬のものなどに変えています」と言う。

 

★コション_ケーキ

 

お店を出すなら、ケーキとパンとカフェがあるお店にしたい

 

和也さんが、お菓子に興味をもったのは10代の頃。小さいときから和菓子が好きだったので、なんとなく和菓子屋をイメージしていた。しかし、本格的に菓子職人を目指して進学した製菓専門学校で洋菓子の知識や技術に触れ、洋菓子職人の道を考えるようになっていった。卒業後は東京や神奈川の洋菓子店で働き、休日にも多くの洋菓子店に足を運ぶ中で様々な刺激を受けた。

和也さんはいつしか、「将来自分が店を持つなら、ケーキとパンとカフェの3つ揃った店を開きたい」と強いイメージができてきたと言う。亜紀さんとは、修行時代に知り合った。おたがい夢を語り合い、亜紀さんが本格的にパン作りを始めたことで、ケーキとパンとカフェの3つ揃ったお店を実現することができた。

 

★コション_パン

 

コションが利府町に誕生するまでの道のり

 

和也さんの実家がある地元に戻り、起業へのアクション開始。しかし、「洋菓子を作ることはできますが、それしかできない。店を開くには、場所探し、店舗工事、厨房器具等設備の調達や材料の仕入れ方法や資金繰りなど、知らなければならないことが山ほどありました」と和也さん。仙台のアシスタ(仙台市起業支援センター)の支援を受けながら、経営に必要な事柄を一から学び準備を進めた。

開店まで順調に進んだわけではない。出店場所がなかなか見つからなかった。場所が決まっても工事業者との調整が上手くいかず途中で白紙になるなど苦戦が続いた。そんな時、今の店舗の大家さんと出会い、急に流れがスムーズに変わった。周囲の人たちに応援してもらいながら、利府に開店することができた。

お店は、夫婦二人で営業し従業員は雇わない。「大変な面もあるけれど、お客様の笑顔に励まされます。これからもケーキ、パン、カフェの3つをつうじて人々の笑顔をつなげたいですね」とうなずき合うお二人の笑顔に、幸せの象徴を感じた。

 

取材・文 五十嵐千晶(ライター塾2108受講生)
取材日 2018年8月1日

 

 

◆つみきのキモチvol.08の特集でも紹介していますので、あわせてご覧ください。
⇒暮らしに溶け込む、小さなフランス洋菓子屋
取材・文:玉川亜桜子(ライター塾2018受講生)

 

 

★コション_店

Cochon pâtisserie café (コションパティスリーカフェ)
宮城県宮城郡利府町沢乙東2-7
Tel 022-209-3098

営業時間 10:00 ~ 19:00
定休日 火・水曜日(臨時休業あり)