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北條恵子さん(寄せ植え Rötter:ルッテル)

\CHALLENGER/

tsumikiを中心に、利府町でチャレンジする人々をご紹介します。

今回ご紹介するのは、Rötterの北條恵子さん。
こ・あきない市に出店し、新しい寄せ植えづくりの手法を紹介しています。

 

 

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花たちがつなぐ人々の輪

 

北條恵子さん
寄せ植え Rötter(ルッテル)

 

――心をつかまれた衝撃的な出会い

 

北條さんはプランツギャザリングという、あまり聞き慣れない寄せ植えの手法を広める仕事をしています。この新しい園芸手法は、2000年頃に愛知県の青木英郎氏の発案で誕生しました。宮城県内の認定取得者は北條さんで3人目です。

「もともと花が好きで、生け花やフラワーアレンジメントを習ったり、いつも部屋に花を飾っていたんです」。北條さんがプランツギャザリングに出会ったのは、3年ほど前に訪れた蘭展の会場でした。作品から感じる生き生きとした美しさと手法の素晴らしさに、大きな感銘を受けました。

プランツギャザリングの魅力は、切り花のアレンジメントや一般的な寄せ植えと違い、根っこがあるので植物の命が長いこと。そして、ブーケのように組合せながら作るので、出来上がりがすぐに楽しめることです。土に触れる喜びも加わって、今まで以上に花たちから元気をもらっているそうです。

 

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――プランツギャザリングに魅せられて

 

東北ではあまり普及していないプランツギャザリングの魅力をもっと知ってほしいと、栗原市の「花カフェ 花音」に弟子入りし勉強を始めました。そんな時、利府町に起業創業を支援する施設ができたことを知りました。何から相談してよいのかもわからないまま、突き動かされるようにtsumikiに飛び込んだのが2017年冬のこと。

スタッフのアドバイスを受けながら、こ・あきない市やイオンモール利府での出張もくようマルシェ、利府町外へのマルシェなどに積極的に出店し販売やワークショップを行いました。その中で、お客様や出店者仲間、苗の生産者とのつながりが生まれ、その方々の紹介でさらに仕事の幅が広がっていきました。

屋号の「Rötter(ルッテル)」は、「根っこたち」を意味するスウェーデン語から名付けました。根鉢をやさしくほぐしながら束ねて植える北條さんのしぐさが、根っこたちのお母さんのようで言葉のイメージにぴったり重なります。

今後の目標を聞いてみると、「自宅を改装して店舗づくりもやりたいと思っているのですが、今は自身の技術をもっと磨いて、プランツギャザリングをたくさんの方に知っていただきたいです」と実直な答えが返ってきました。

 

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取材・文 tsumikiライター 五十嵐千晶
『つみきのキモチvol.9』掲載(2019・3・8発行)