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須田聡宏さん(陶芸家/アトリエ陶の泉)

\CHALLENGER/

tsumikiを中心に、町内の様々な分野で活躍する方々を紹介します。

今回ご紹介するのは、利府町菅谷台3丁目で2011年に「アトリエ陶の泉」を開業し、陶芸教室や陶器販売を行っている須田聡宏(すだ あきひろ)さんです。

tsumikiのオープン当初から、こ・あきない市や交流会などに参加しています。

 

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アトリエ内にある窯の前で、須田聡宏さん

 

――陶芸を始めたきっかけ

 

須田さんは、大学1年生のときに授業で実際に陶芸に触れながら学ぶことで「陶芸の楽しさを教えてもらった」と語ります。陶芸サークルに入り、大学祭では自分たちの作ったどんぶりと手打ちうどんをセットにして販売したところ、学内でトップの売り上げをとったそうです。

「陶芸で培った粘土をこねる技術を、うどんにも活かせるのではないか」という発想から得た、陶芸サークルならではの商品でした。

このような体験から、陶芸を中心にたくさんの人とつながっていくことが楽しく、作品を作ること以外の部分にも陶芸の魅力があると気づました。

 

――陶芸の楽しさを教えること

 

大学卒業後は美術教員として働き、陶芸とは距離を置いていましたが、2011年に現在の「アトリエ陶の泉」を構え陶芸教室を開業しました。教室では子どもから大人まで、どなたでも陶芸に親しんでもらえるように指導し、リクエストがあれば生徒さんの作りたいものを作ってもらっています。

教室で教えることは技術的な話はもちろんのこと、なによりも陶芸の楽しさを教えることを大事にしています。須田さん自身が陶芸の楽しさを教わって現在に至ったように、実際に体感しながら楽しく陶芸に触れてもらうことを心がけているそうです。

 

――「利府焼」への挑戦

 

ある日、生徒さんから「梨の灰は釉薬(陶器の表面を覆い、色や風合いを表現するガラス質の成分)に使えるでしょうか?」と尋ねられことをきっかけに興味をもち、利府梨の灰を用いた釉薬での陶器づくりに挑戦します。

 

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知り合いの梨農家の方から梨の木の枝を燃やした灰をもらい、不純物を取り除き釉薬を作りました

 

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その釉薬で焼き上げた陶器は、淡く爽やかな梨の色合いが見事に表現されています。

 

須田さんの探求心はこれだけに留まらず、次は「土」も利府のものを使ってみようと思い立ち、利府にある粘土質の土を焼き上げて作品を制作しました。

 

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こちらは土の重厚感があり、力強さが感じられます。

 

須田さんは、これらの利府由来の素材で焼き上げた作品を「利府焼」と名付けました。
今後、利府を代表する郷土品として注目を集めるのではないでしょうか。

 

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陶芸をはじめてみたいという方、「利府焼」に興味をもった方はぜひ、「アトリエ陶の泉」さんへお立ち寄りください。

 

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「アトリエ陶の泉」
住所:利府町菅谷台3丁目24-3
営業時間:9:30~20:30(月曜定休)
HP:http://tounoizumi.main.jp/

 

(取材・文・写真/tsumikiコーディネーター 佐藤陽友)