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吉川一利さん(地域おこし協力隊)

\CHALLENGER/

tsumikiを中心に、町内の様々な分野で活躍する方々を紹介します。
今回ご紹介するのは、利府町の地域おこし協力隊を担う吉川一利さんです。


地域おこし協力隊として梨農家を目指し梨栽培に従事するかたわら、もう一つのミッションである利府梨をPRするためにいろいろな関連商品を開発してきました。吉川さんの目玉でもある「利府梨シリーズ」は、ステッカー・Tシャツ・帆前掛けなど多種多様な商品が揃っています。

これらはネット販売も並行して行われていますが、「町民の皆さんに愛される施設、信頼できるスタッフにPRを支えてもらえるtsumikiで販売したい!」と2020年度第2期委託販売出品者募集にエントリーし、tsumikiセレクトショップでの取り扱いが決定しました。2019年度第3期の委託販売商品「笑顔カレンダー」に続く、2度目の採択です。
 
吉川さんに、ご自身の活動と将来の展望を語っていただきました。



tsumikiを起点に利府梨の魅力を発信したい


2019年春から、地域おこし協力隊として町内で利府梨栽培修行中の吉川一利です。

ある時、昔の利府駅の写真を見ていると、近隣で梨が売られていて…。tsumikiは、同じ駅前にある交流拠点施設で情報発信の起点でもあります。この場所から利府梨を知らない人へ、利府梨の魅力に触れる機会をつくりたい。旬の季節を逃しても、ここから一年中を通して伝えたいと思ったんです。

tsumikiに並ぶ商品には、利府梨のレトロなロゴマークを使っています。イベントなどで使いやすいTシャツや、その他商品も実際に身につけられる実用的なもの、ステッカーや缶バッチ、マグネットも作り、いろいろな方々が手に取りやすい商品展開を考えながら制作しています。



常に新しいものづくりを通してPRを続けたい


委託販売の期間を経る中で、成果と課題をそれぞれ体感しました。
帆前掛けは農家さんがよく利用するJA店舗などで販売したほうがよく売れましたが、一方tsumikiでは、帆前掛けよりもTシャツが人気でした。手頃で毎日着れるので、季節に関係なく夏が過ぎても売れました。

また、価格の面では、tsumikiでは他の出店者さんより価格帯が高かったりすると売れゆきは渋ります。そこは手頃な価格を設定するか、従来の価格のままでブランド力を磨いて勝負するか悩むところです。

まだまだ利府町のことを知らない人が多いんです。商品を通して伝えたかった利府梨の魅力のPRに関しては、より一層必要性を感じました。
魅力が浸透するまでには時間がかかるし、終わりはないです。そのためには、町や利府梨の魅力を発信し続け、町内の団体やサークルの集まりにも積極的に顔を出して伝え続けなければいけないと思っています。



将来は利府で「梨」をつくりたい!


ものづくりを通してつながった方たちから、まちあるきガイドの依頼をいただくなど、新しい形の活動も芽吹き始めました。

将来は、本業である利府梨栽培を利府町内で続けたいと思っています。目下そのため用地を獲得するために奔走中です。新しい梨園を一から確保するため、梨園の地権者の方々とも地道に関わり続けることの大切さを痛感しています。

そしてこれからは、ものづくりを通してつながった皆さんやtsumikiのスタッフの皆さんなど、僕を支えてくれた方々に恩返しがしたいです。



★ お話をうかがって……

梨農家という働き方に加え、ものづくりを企画・デザイン・制作等お一人でこなす吉川さん。そのアイディアは底を尽きそうにありません。今後のご活躍が楽しみです。

(tsumikiコーディネーター 佐々木将太)



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