「利府の先輩たちが培ってきた地場産業を、若い世代につなぎたい」と、町内で事業を営む3人の経営者たち。各々の経験に基づき、まちの歴史・文化、生業をアツく伝える交流会が行われました。初回のゲストは、民宿「ハーバーハウスかなめ」主人の櫻井保さんです。
語らう会の口火を切って、松島湾体験観光の仕掛人かつ浜の伝統漁を守る漁師を生業とする立場から「表松島利府町浜田、須賀未来の観光」と題して話題提供をしていただきました。
浜田・須賀が持つ、豊かな海の資源を紹介。ポテンシャルの高さから、将来的に陸と海を回る新しい観光コースを創造していくと、利府町がさらに賑わうのではないかと、参加者に投げかけました。
櫻井さんのお話を受けて、参加者が考えるお題は、浜田・須賀の海の資源の活かし方。例えば、「体験漁×○○」「海上筏(いかだ)×丸○○」「無人島×○○」など、各自コラボできそうなアイディアを出し合って、意見交換を行いました。
●体験漁×子供または親子で夏の体験型学校
●体験漁×魚のさばき方漁師料理教室
●筏×地元の木材を使った筏づくり体験
●筏×ヨガ&瞑想
●筏×茶会と琴演奏
●筏×結婚式
●無人島×ハマボウフウ(希少植物)栽培
●無人島×宝さがし&サバイバルゲーム
●無人島×マリンスポーツ&アトラクション
等など…
zoomで参加した利府町内「陶の泉」の須田聡明さんは、自宅から須賀の浜で獲れたワカメと美味しい食べ方を紹介。「筏×貝殻を使ったオリジナル蛸壺づくり」などのアイディアも提案していただきました。
会場の18名とzoomの画面越しに集まった5名のみなさんが一人ひとりの持っている資源と町の資源を掛け合わせれば、櫻井さんが提唱する「世界一楽しい観光地」の実現も夢ではなさそうです。
このアツい語らいは、まだまだ続きます。
次回は、沢乙温泉うちみ旅館のご主人内海貴史さんにバトンタッチ。どんなお話が聞けるのか楽しみです。2回目は、2月17日(水)19時~の開催です。
(tsumikiチーフコーディネーター 葛西淳子)