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2021年7月24日(土)
真夏の日差しのもと「こ・あきない市」が開催されました。
2021年3月実施予定の市が新型コロナウイルスの感染者拡大防止のため中止となってから、7ヶ月ぶりの開催です。今回の「こ・あきない市」は、tsumikiのウッドデッキと、館内をゆったり使っての販売になりました。
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ウッドデッキには、利府町で収穫された新鮮な野菜、利府梨を使った「金の利府梨カレー」、オリジナルコーヒーなどが並び、利府町の魅力が盛りだくさん!
tsumikiのこ・あきない市に初出店のお店もありました。当日の様子をのぞいてみましょう!
■赤間農園 赤間泰樹さん
利府町春日で農家を営んでいる「赤間農園」さん。
赤間さんは親子3代で梨や野菜、お米を育てています。
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普段は、地元のスーパーに野菜を卸しているそうですが、「こ・あきない市」の醍醐味はお客さまと直接会話し、感謝の気持ちを添えながら手渡しで販売できることだと話します。
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朝から幅広い年齢層のお客さんが、赤間さんの夏野菜をめざして並んでいました。
■金の利府梨カレー 近江貴之さん
2019年に東京の企業から転職し、利府町地域おこし協力隊になった近江貴之さん。梨農家として修行し、梨を育てています。
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梨の生産に携わっていく中、傷物や規格外の梨など十分食べられるものが廃棄になっていることを知り、何とか価値を見出せないかと考えるようになりました。
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そこで始めたのは利府梨を使ったカレーでした。
自身が育てた梨を使用し、材料や独自のスパイスを調合、試行錯誤を繰り返しました。たくさんの人に試食をしてもらい、アンケートをとってフィールドバック。そこから改良を重ねて販売しています。
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この日も「完売御礼!」たくさんのお客様に買っていただき大好評。今後も出店を通して生の声を聞き、さらに良い商品を作っていきたいとのことです。
そして、なんと7月27日には、レトルト化した商品「金の利府梨カレー」」の販売が実現しました。町内で販売予定ですので、こちらもぜひご賞味ください。
■HARECHIFFON 飯川絵菜さん
今年の4月から米粉のシフォンケーキをtsumikiで委託販売している、HARECHIFFON飯川さん。
tsumikiでの出店は初めてとのことで、朝から緊張した様子…。
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飯川さんが作るシフォンケーキは米粉を原料にしていて、しっとりとした生地とふわっとした食感が特徴です。
商品に松島町の地場産品を取り入れることで、地域の方々の農産物や加工品のPRにつながればという思いも込めて作っています。
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今後も定期的に出店し、たくさんの方々とつながり、ゆくゆくは自身で地域交流の場、雇用促進につながる場づくりが出来たらいいなと考えているそうです。
■ atlierYUMI 阿部由美さん
ビーズを一つひとつていねいに編み、シックな装いから普段使いができるカジュアルな作品が並ぶatlierYUMIさん。
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YUMIさんの作品をお目当てにたくさんのお客様が来館しました。
YUMIさんの出店をずっと待っていたお客様が何組も訪れ、まとめて購入された方や、オーダーをされた方もいらっしゃったそうです。
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「久しぶりの出店で緊張したけど、お客様に会えてよかった!」と嬉しそうにお話ししていました。直接見てさわってお客様と会話しながら、お客様が納得して購入することは作り手としてとても嬉しいことですね。
■ tsumikiブースも出店!
tsumikiディレクターの桃生がブースに立ち、店番を…。
tsumikiの3年の活動をまとめた「tsumikibook」を販売。その他、「こ・商いハンドブック」「つみきのキモチ」などtsumikiの制作物を並べて、tsumikiのことを知りたい人や、商いをしてみたいという相談の方に応じました。
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店番のあいまに学生スタッフの高橋くんとディスカッション。高橋くんから見たtsumikiってどんなかんじかな。話題は、地域のこと、大学のこと、仕事のことと広がっていったようです。
■今できることをゆったりと丁寧に
今回の「こ・あきない市」は、お天気にも恵まれ、たくさんのお客様に来場していただきました。
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コロナ禍ではありますが、お客様との交流の場とゆったり時間を共有することができたのではないでしょうか。
それは出店者さん、そしてお客様が協力してできる空間です。これからも、安心して楽しんでお買い物ができる空間を作り続けて行けたらと思っております。
次の「こ・あきない市」は、12月を予定しています。
どうぞお楽しみに!
(tsumikiコーディネーター大宮紗妃)