\見よう!感じよう!体験しよう!tsumikiみんなのSHOW店街/
11/13(土)、14(日)の2日間、イオンモール新利府南館1F ライブスクエアにて、イオンモール新利府南館×tsumiki連携企画「見よう!感じよう!体験しよう!tsumikiみんなのSHOW店街」を開催しました。
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イオンモール新利府南館は、2021年3月利府町新中道にオープンし、リニューアルした北館と合わせると東北最大級の面積を誇ります。
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7月からは、tsumikiとイオンモール新利府南館、NPO法人ふうどばんく東北AGAINの3者が連携して、利府町フードドライブを実施しています。館内に設置された、フードボックスも徐々に認知され、多くの食糧寄付が集まっています。
「地域の事業者の皆さんととも発展していきたい」
今回の企画は、「利府町やその周辺地域のお店や働き手の方々のことをもっとよく知りたい」というイオンモール新利府南館の轟(とどろき)さんとの話し合いの中から生まれました。
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SHOW(見せる)=商(SHOW)店街をイオンモールにつくろう!
物を売るだけの販売イベントにはしたくない。そう、利府町やその周辺地域のお店や働き手の方々の仕事を体験を通して見せる。それぞれの仕事や活動を展示し直接説明して活動を見せる。そして、来てくれたお客様とふれあいながら、一緒に商店街を作り上げる。どんどん思いと形が膨らみました。
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南館1階の大きなライブスクエアに、どんなSHOW店街を作ろうか? 前日現場に集まった有志メンバーと、什器を搬入し組み立てながら直前の作戦会議は、閉店間際まで続きました。
tsumikiSHOW店街のみなさんをご紹介します!
多様な働き手の個性が光る16店舗が勢ぞろいしました。
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■コモノヤ (加賀ゆびぬき講師)
コモノヤさんは活動をはじめ約8年。自作した加賀ゆびぬきを知人に見せたところ、販売を勧められたことがきっかけです。伝統手工芸品を作り続け、次の世代にも残していきたいと活動を続けています。
ゆびぬきの他、布小物や編み物にもチャレンジし仕事の幅を広げています。カラフルなデザインと様々な小物に、お子様から大人までが足をとめ、作品を一つひとつ手に取って見入っていました。
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■nocolier (陶芸家)
nocolierさんは、工房を設立して11年。作品は、手で触って見て感じて「おっ?」と興味がわくようなデザインを制作しています。コロナ禍の影響でイベントがなくなり、陶芸家さんの廃業を目にすることは寂しいことでした。そこで、陶芸をする人を増やしたいと始めたワークショップは大人気。教えているnocolierさんも楽しそう。
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■ Jolis Biscuits (アイシングクッキー店主)
「アイシングクッキーは見た目だけではなく、食べても美味しいもの」
見て食べてみなさんに喜んでいただきたいと活動を始めて約3年。今後は「自身の菓子製造場所を持ちたい」。そして製造量を増やし、イベントにもさらに出店していきたいと意気込み語ってくれました。可愛いアイシングクッキーは、お土産にも喜ばれています。
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■ 桃生商店 (経営者、企画屋、編集者)
tsumikiディレクターである桃生は、自身が製作している冊子や書籍を展示販売しました。
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さまざまな活動の中で、つねに「おもしろい」と自分が思うことを基準に行動に移しています。ステージのトークでは、新しい企画をどんどん社会に投げていきたいと今後の展望を語りました。
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■ ウチソト編集室 (ライター、編集者)
tsumikiチーフコーディネーターの葛西はライター・編集者とし活動23年。
マスメディアでは伝えきれない、市民の活動や思いなどを伝えていきたいと活動を続けています。当日はフリーペーパーの制作についてや起業の相談など、お客さんが後を絶ちませんでした。想いを整理してくれる人はとても貴重です。
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■ ママとコドモのほっこり親子教室りとるてって(講師)
栃木県から利府町に引っ越してきて1年。子育て中のママたちの居場所づくりをしたいと精力的に活動しています。地域と子育て世代をつなぐ役割をし、利府町での子育てを「楽しい、居心地の良い場所」と思ってもらえるよう、活動の幅を広げて行きたいと話してくれました。当日はみつろうラップ教室を行い、親子で体験する方々の姿が印象的でした。
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■ 寄せ植えRötter(花苗屋 JPGS会員ギャザリスト)
東北蘭展で、プランツ・ギャザリングに出会い一目惚れし技術を習得。今後は、プランツ・ギャザリングが作れる心地よい場所作りを計画しているそうです。元気な花苗をたくさん並べ、植物の育て方、管理の仕方などお客様の質問にも丁寧に答えていました。
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■ ハーブ工房まーじょらむ(ハーバリスト)
まーじょらむさんは、活動歴7年。オリジナルブレンドのハーブティーの販売、ハーブ講師としても活動しています。長年興味を持って学んできた知識や資格を生かして仕事をしてみようと思ったのがきっかけ。その土地のハーブを使って講座することで、地域の活性化につながるような仕事をしたいといいます。まーじょらむさんの優しいお話は、ハーブと同様に心も温まります。
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■ 佐藤大輔/(webディレクター)
YouTube動画クリエイター講座や子供向けeスポーツイベントなどを企画実施してきた佐藤さん。最近の活動では、小学校低学年向けの無料学習プリントダウンロードサイトをオープンさせました。
子供たちがアプリやプログラミングに触れ「こんなこともできるんだぁ」という体感を得てもらえるようなイベントやワークショップをやっていけたらいいなと考えているそうです。今回は、レーザー加工機を使いコースターなどに自分が書いた絵や文字を入れるワークショップを行いました。
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■ Bagel&Bread spica (パン屋店主)
利府町に工房を構えて約13年のspicaさん。楽しく美味しいパンを一つずつ丁寧に焼き上げていきます。季節によって並べるパンのメニューを変えています。ネーミングを決めるときがわくわくして楽しいそうです。商店街の什器の搬入搬出をバンバン手伝ってくださったspicaさんは、本当にかっこいい!
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■ un peu (お洋服、布小物作家)
利府町の自宅に工房を構えるun peuさん。布選びのこだわりや、デザインのこだわりなど一つひとつの作品に思いが詰まっています。猫モチーフの猫愛がいっぱい詰まった作品もたくさん並びました。un peuさんの丁寧な手仕事は、たくさんのお客様の手に渡っていきました。
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■ アサノタケフミ(ミュージシャン/ラジオパーソナリティー)
2日間、ステージで出店者紹介やライブを行ったアサノさん。活動歴15年になります。夢は「音楽を通して地域を繋げること」。ワークショップは何にしようか…と悩み「もしかしたらステージに上がることや、声を録音してみたいお客さんがいるのでは?」と歌づくりワークショップを行いました。
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「じゃあ、みんなで曲つくりたいから、曲っちゃおうか!」とtsumikiSHOW店街の曲を制作。トップバッターは熊谷町長。2日間で約50名もの声を録音。2日目の午後には、出来立てホヤホヤの「tsumikiSHOW店街の曲」を披露しました。
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■ファインビッツチアリーディングのみなさん
2日目の朝のステージを盛り上げてくださいました。利府町で活動するみなさんは、活動を通して地域を盛り上げる、そして地域の人や仕事を知るという活動も同時に行っています。オープニングでは、小学1年生〜3年生までの9人のメンバーが音楽に合わせてパフォーマンスを披露しました。
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ライブスクエアは、元気いっぱいのパワーが溢れました。パフォーマンスが終わると、テーマソングの歌声を録音したり、tsumikiSHOW店街を1軒1軒をまわり、商店街の皆さんの仕事に触れていました。
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■ リフ超学校(市民活動団体代表)
市民活動団体のリフ超学校は、「地域にこんな大人がいたら、利府がもっとこうだったら」と活動を展開しています。代表のささきは、音楽家として、またtsumikiコーディネーターとしてさまざまな人をサポートする仕事をしています。
今回は、利府高校出身の先輩であるアサノタケフミさんとタッグを組んで「tsumikiSHOW店街」のテーマソングを制作、編曲を担当しました。
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公開録音したみなさんの声をその場で編集し、2日目のライブで公開というスピード感あふれる技を繰り広げました。「最高でした」という2日間の充実ぶりは、ライブ時の背中が物語っていました。
■ 太田與八郎商店 (味噌醤油醸成家)
創業1845年。塩竈でお店を営む太田與八郎商店さん。日本の伝統食である味噌と醤油の素晴らしさと、発酵の面白さを伝えたいとう思いのもと商売を続けています。
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2020年には老朽化した木桶をクラウドファンディングを含め新たに作り、新桶しぼりが生まれました。tsumikiSHOW店街では、その木桶で仕込んだ貴重な諸味を使用し「生の醤油」を搾るワークショップを行いました。普通の醤油では味わえない香りや味は多くの参加者が魅了されました。
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■ iiko iiko (布小物作家)
Iikoiikoさんは活動をはじめ3年目。我が子にはどんなときでも「いいこいいこ」をしてあげたい。自身の子育ての経験からそのお手伝いになれればと、お母さんが使用しやすい布小物やお子様向けの小物を制作。また、ワークショップを通して親子が触れ合う場を提供しています。
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今回は初めての試みとして「絵本作りワークショップ」を行いました。真っ白な絵本にオリジナルのストーリーを考え表現していく。思いっきり表現できる場所と時間があることはかけがえのないものですね。
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■ Carlotta(レジンアクセサリー作家・メガネとベレー帽主宰)
Carlottaとして、お客様の喜んでいただいているお顔を見ては「頑張ろう!」と小商いを続けて5年。2020年コロナ禍にもめげずメガネとベレー帽を主宰。これまでtumikiコーディネーターとして、小商いを実践する人たちをつないできました。
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怒涛の2日間をふりかえって〜担当からのメッセージ〜
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バタバタと過ごした2日間。出店者さんやtsumiki利用者の皆さんがいてくれたからこそ開催することができた2日間。
毎日tsumikiスタッフとして勉強させていただいております。皆さんがいなければ何も生まれていない。それは新しい企画をし実施するたびに思い実感しています。
これからも作り手として、tsumikiスタッフとして真っすぐみなさんと走っていけたらと思います。
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こんなおもしろいマチをつくりたい! また、SHOW店街でみなさんとお会いできる日を夢見て。
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心から、ありがとうございました!!
(tsumikiコーディネーター 大宮紗妃)