tsumiki×富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI+のコラボ企画
2つの施設のスタッフと利用者さんが、お互いの施設や地域で展開される目覚ましい取り組みを紹介しました。
利府町で活動する市民活動団体「りふくる」の佐藤大輔さんがTOMI+に伺い、施設の取り組みを取材してきました。
TOMI+を取材してきました
TOMI+(とみぷら)には、とってもおもしろい機能がいっぱいありました!
そしてとってもアットホームでありつつ、やることはしっかりやる!みたいなところが感じられたので、しっかりTOMI+の魅力をご紹介していきたいと思います!
TOMI+(とみぷら)とは?
「住みたくなるまち日本一」のまちづくりを実現すべく、旧役場庁舎をリノベーションして誕生したのが富谷市まちづくり産業交流プラザです。
TOMI+は、自分のアイデアで地域を元気にしたい!という様々な思いを持つヒトが集いつながることで、活気あふれるコミュニティの輪を創り、新しいモノやコトを生み出すための場所です。
TOMI+(とみぷら)の施設紹介
1Fは、フリースペース
エントランスを入ってすぐにあるのが、1Fのフリースペースです。こちらは誰でも気軽に利用できようになっており、ちょっと家で作業するのが…という方に最適で、書き物をしたり、作業したりするにはとてもいい空間です。椅子とテーブル、それから、本棚には魅力的な本がたくさんありました。本は、貸出も可能とのことです。
ちょっとしたセミナーやワークショップなどが開催できるので、モニターやクリアボードも貸出されてました。付箋を貼ったり、板書したりするのに便利ですね。特定非営利活動法人SCRさんよりご提供頂いた机などもあります。
注目したいのが、窓口にある瓶コーラ100円販売。なつかしい!
他にも、貸スペースを使って小学生向けの書道教室が開かれたりと、入るだけでワクワクするようなところがたくさんあります。
2Fは、シェアオフィス
2階は主に貸オフィスになっており、さまざまな企業さんがシェアオフィスとして利用していました。みなさん、もくもくとお仕事されてましたよ。フリー席やブース席、ミーティングルームなど、シーンによって使い分けができるオフィス環境が整っていました。
起業創業を目指す仲間や進出してきたIT関連企業とコミュニケーションをとることができ、事業アイディアをさらにブラッシュアップすることができるところ。
WiFiや複合コピー機などの設備も充実していましたし、作業をするときあるとありがたい、ハサミやコピックマーカーなどの細かい事務用品も定位置化されており、お仕事をする環境としては素晴らしい空間だと思いました。
さらにお隣が商工会さんなので、ノックをするだけで補助金や助成金の相談などに訪れることができます。他にはシルバー人材センターさんも入っており、定年退職後にお仕事をしたい方、またはお仕事を依頼したい方などの相談も受け付けていらっしゃいました。
3Fは、ミーティングスペースと富谷市民俗ギャラリー
3階のミーティングスペースは、通常は有料で貸出ししていますが、富谷塾生は年間10時間まで無料で利用ができるそうです。
同じフロアーにある富谷市民俗ギャラリーは、写真を見せれなくて大変恐縮ですが、スーパーファミコンやたまごっちといった私たち世代には懐かしいゲーム機が紹介されていたり、なんとなく“歴史好きじゃないと見れない”というよりは、ハードルを少しさげてくれる工夫がたくさん感じられました。
屋上もとても気持ちがいいスペースで、ここでイベントなんかやったら盛り上がるなぁと感じました。
TOMI+(とみぷら)が担っていることは?
主な事業は、富谷塾とサテライトオフィスの開設です。
①富谷塾
なんと塾長が富谷市長さんという塾で、コンシェルジュと呼ばれる個別サポーターが4名いらっしゃるコミュニティです。現在約210名もの方が登録しています。
②サテライトオフィス
最適なオフィス環境を手軽にご利用できるシェアオフィスやフリーオフィスです。現在も多数の企業さんがご利用されております。
今回は、富谷塾について詳しくお聞きしてきました。
塾長が富谷市長ということでとても興味がわいてきましたので、いろいろと教えて頂きました。
■富谷塾で大切にしていること
【コンセプト】
塾生それぞれの「住みたくなるまち日本一」を定義し、自分の 「想い」を本気で実現するための「出会い」と「学び合い」のコ ミュニティ
【ルール】
その1 「想い」を本気で実現する「仲間」をつくりましょう
その2 「主体性」を持って「継続的」な活動を進めましょう
その3 「ポジティブ」な姿勢で臨みましょう
【テーマ】
「ピンチをチャンスに!」
「できることはすぐにやってみよう!」 (百見は一体験にしかず)
このルールについても当たり前のことかもしれませんが、ばっちり明確化されているんだなと思いました。
\富谷塾へようこそ/
https://www.tomiya-city.miyagi.jp/uploads/pdf/a6a3f655edb834dc1e1f9aea2c6189d5185cff8e.pdf
今までやってきたことを、詳しくお聞きしました。
+ 定例対話会
<毎月1回、起業家等の講話と塾 生同士が対話し、交流する機会>
先輩起業家の話を聞きたい! 知り合いを増やしたい! みたいな方におすすめとのこと。これはぜひ参加させて頂きたいものです。
+ 妄想ミーティング
<やりたいことを人に話して、 仲間を集める機会>
自分のアイデアを人に話してみたい ニーズを探りたい、仲間を集めたい人に評価される貴重な場なのではないかと思います。他の人のアイディアにひかれて一緒に参画するもよし、自分のアイディアを情熱をもってお話して仲間を集めるのものよし、さまざまな使い方ができるいい機会だと思いました。
+ 部活
仲間と一緒にやりたいこと をやっていく機会 (期間限定も可能)
<こんな方にオススメ!>
- ひとりでできない活動をしたい チームを作りたい
- 事業化を目指したい
- 定例対話でお話してみんなと仲良くなって、妄想ミーティングでこんなことやりたい!
お話をお聞きして部活で実際に活動するという、とても綺麗な流れが出来上がっていて、感動しました!
この3つのサイクルを何周も何周もすることでいろいろな事業が生まれていくんだなぁと思いました。
+ コンシェルジュによる個別サポート
<どんなことでもコンシェルジュへ相談できます(予約制)>
活動において課題を抱えている、仲間を探している スキルアップしたい、仲間を巻き込むところだけでなく、自分でやる事業について詳しくコンシェルジュに聞きたいみたいな方もおすすめですね!
富谷塾の今後の課題と方向性としてもお聞きしました。これもとてもワクワクするような取り組みがいっぱいです。
+ 塾生やプロジェクトの見える化 &+ 塾生同士のマッチング
塾生さんの強みや特徴をおさえることにフォーカスすることで、塾生さん同士で繋がりよりプロジェクトを加速させるような取り組みをしていくとのことでした。これには詳しいカルテ情報などが必要になってくるかもしれませんが、これを実現できればデータベース化でき、スピード感をもって人をアサインすることができるなぁと関心しました。
+誘致企業や地元企業とのマッチング
富谷塾では誘致企業や地元企業とのマッチングについても積極的に行うとのことで、市街とのアクセスもいいこの富谷市でこの取り組みはとてもいいなと思いました。
+専門プログラムによる起業サポート
<Startup Weekend>
三日間の企業体験ができるプログラムでアイディア出しからビジネスモデルを一気につくって、このビジネスモデルを検証、審査を行うというものです。
私もチャレンジしてみたいなと思いました。
<富谷塾ベンチャー創出プログラム>
5ヶ月のプログラムでのゴールは、資金調達までいくという本格的なプログラムです。これはなかなかの長期スパンで考えられていて、ここまでやれば具体的な資金調達までいけてもおかしくないなと思いました。
TOMI+のfacebookページには、こういった本格的なプログラムやZOOMミーティングがたくさんあるんですね!私もフォローしようと思います。
(参考:TOMI+facebookページ)
https://www.facebook.com/TOMI.plus
+塾長ミーティング
富谷市長とお話をする会ということで、起業経験のある市長が自ら質問に答えてくれるという、他ではあまり聞いたことがないような取り組みです!
このようなプログラムからもわかるように市長はとても市民の近くにいる、市民の気持ちを忘れないというお考えで素晴らしいなと思いました。
TOMI+では、他にもさまざまな取組みを行っていました。ここではまだまだ書ききれないのですが、みなさんも一度、TOMI+に行ってコンシェルジュさんと気軽にお話をしてみてはいかがでしょうか?
▲ライター:りふくる 佐藤大輔
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TOMI+のライターさんもtsumikiへ来て取材をしてくれました。
その記事は、こちらからご覧ください。
(tsumikiコーディネーター 佐々木将太)