\CHALLENGER/
tsumikiを中心に、町内の様々な分野で活躍する方々を紹介します。
今回ご紹介するのは、キッズ花育とフラワーアレンジメント教室atelier germerbleue(アトリエジェルメールブルー)を主宰している清水晴佳さんです。
― 一人ひとりに寄り添うレッスンがしたい
ママと子どもが一緒に季節の花を楽しめる「親子で通える」お花の教室を作りたい。そんな思いを胸に、清水さんは2021年3月に千葉県から宮城県利府町に移り住み、その年10月、自宅の一室にフラワーアレンジメント教室をオープンしました。
教室名のジェルメールブルーとは、フランス語をもとにして考えた「germer(芽吹く)+mer bleue(青い海)」という造語です。一人ひとりに芽生えたものが、青い海のように大きく、深く、成長していくように願って名付けました。
レッスンは、小さな子ども連れでも気兼ねなく通える1枠1組の花育親子レッスンをはじめ、仕事や育児のリフレッシュに、資格取得を目指してなど、それぞれの目的にあったプログラムを組んでいます。
― 好きな花の仕事をしたいと、一念発起
結婚後、会社勤めをしながら趣味の一つとしてはじめたフラワーアレンジメント。6年程続けているうちに花を扱うことが楽しくなり、「いつかお花の教室を開きたい」と思うようになったといいます。
転機となったのは出産を経た32歳の時。「やっぱり好きな花の仕事がしたい」という思いがふくらみ、実経験を積むために花業界へ転職。ブライダルフラワーコーディネーターとして働きながら、2年間花仕事の基礎を学びました。
そして夫の転勤を機に、利府町で念願のフラワーアレンジメント教室をオープンする運びとなりました。利府町には永住するつもりだとういう清水さん。選択の決め手は、自然が豊かなこと、子育てしやすいこと、そしてtsumikiという起業支援施設があったことだそうです。
利府町で起業するにあたり、地域の情報収集、事業経営相談のためtsumikiを訪問。スタッフのアドバイスを受け、tsumikiの「こ・あきない市」などマルシェイベントに出店し活動の幅を広げています。
―「花育」をとおして、子どもたちの成長を楽しみたい
もう一つ、清水さんのプロフィールのなかで、特徴的なのが「花育士」という資格です。花育とは、子どもが花や緑にふれあうことで、心の豊かさを育む活動です。
3歳~小学生を対象としたレッスンでは、季節の花を使って季節毎の行事をテーマに作品を作ります。「子どもたちの感性のおもむくままに自由に創作することで、自分で考える力や創造力を身につけてほしい」と清水さんはいいます。作品を写真で綴る「花育アルバム」は、子どもの成長記録にもなると好評です。
花育のコースは、この春からは個別レッスンの他に、月1回tsumikiを会場に少人数のグループレッスンがはじまります。「同じ花材を使っても、一人ひとり個性がある作品ができるので面白いですよ」。好きな花とふれあう贅沢な時間を、教室に通う親子とともに共有する充実した日々が続いています。
※2022・3・31発行「つみきのきもちvol.17」に掲載
キッズ花育とフラワーアレンジメント教室
atelier germerbleue(アトリエジェルメールブルー)
宮城県宮城郡利府町新中道
LINE ID → @584khkry で検索してください。
URL: atelier germerbleue (localinfo.jp)
(tsumikiチーフコーディネーター 葛西淳子)