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「ママとコドモのほっこり親子教室りとるてって」の須田優佳さん

\CHALLENGER/


tsumikiを中心に、町内の様々な分野で活躍する方々を紹介します。
今回ご紹介するのは、ママとコドモのほっこり親子教室りとるてっての須田優佳さんです。


「子育てをもっと心地よく」をコンセプトに、利府町を中心に活動。乳幼児の親を主な対象として、おむつなし育児、子育てハッピーアドバイス、布ナプキン、ベビーマッサージ、アロマクラフトなどの講座やワークショップを実施しています。



―現在の仕事をするきっかけを教えてください。


出身は石巻市ですが、結婚後夫の転勤で栃木へ、そこで妊娠出産をしました。いざ、子育てが始まると、見知らぬ土地で頼る親族も友人もなく、育児情報はインターネットで検索、ほとんど引きこもり状 態でした。

ある時、病院に置いてあった一枚のチラシを手に取ったことがきっかけで、ベビーマッサージの教室に通うようになりました。自宅以外に自分の居場所が見つかったことで前向きになれた気がします。続けて講師養成講座を受講、資格を取得。開業するまでになり
ました。


-tsumiki主催の起業塾を受講されていますね。


2020 年 3月に栃木から利府町に引っ越してきました。じつは、栃木にいた頃からtsumikiの存在は知っていてホームページや SNSをチェックしていました。

利府町で仕事を始めるにしても、とにかく地域でのつながりをつくりたかったこと、ゆくゆくは地域の子育て支援活動にも携わるためにも学びを得たいと思い、2020 年度新・生業塾の受講を申込みました。一人でも多くの人に、自分の活動を知ってもらいたかったので塾を通じて人脈が広がったことは、大きな収穫でした。


― 塾受講後のチャレンジが、10月に開催した「ゆるっとナチュラルマルシェ」ですね。


教室運営の仕事と並行して、2021年8月に子育て支援団体「ゆるっとナチュラル育児の会」を立ち上げました。ママたちに心と体と環境にやさしい育児の情報交換の場を提供し、まちと子育て世代をつなぐことを目的に掲げています。

今回、子育てのママたちを対象としたマルシェを開催しようと、同期の塾仲間に声をかけたところ、協力を快諾してくれました。


― これから、どのような仕事や活動を進めていきたいですか。


子育て中のママたちは、いろいろな特技をもっているのだけど、発揮する場がなくて悶々としている人が多いんです。今回の企画をやってみて、同じ思いを持つ人とつながれば、どこにでも「場」はつくれる気がしました。

個々の特 技を生かし、暮らしの知恵やアイディアから生まれる新商品開発もやってみたいです。その一つとして、布ナプキンの開発があります。すべての女性に「布ナプキン」という、もう一つの選択肢を知ってほしいです。

▲心にも体にも環境にも優しい布ナプキン。必要な人に届けたい商品


― tsumikiの出会いをもとに、多様な方々とのネットワークを築き、子育てや生活の中の「あったらいいな」を実現しました。アクションを起こすことで、地域の課題や社会の問題点も見えるようになってきたという須田さん。次の仕掛けが楽しみです。

※2021・12・1発行「つみきのキモチvol.16」特集より抜粋

(tsumikiチーフコーディネーター 葛西淳子)



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