＼CHALLENGER／

tsumikiを中心に、町内外の様々な分野で活躍する方々を紹介します。

今回は、tsumikiの起業セミナー「新・生業塾2020」修了生。「☆ころころコロンタン☆」店主の阿部知子さんです。

―カフェの夢を引き寄せる。お菓子の販売・出店へ

阿部さんは、お菓子作りが大好きで10年前からカフェ開業の夢を抱いていました。オリジナルのケーキを作り続ける日々に転機が訪れたのは、2020年秋のこと。夢を実現するためtsumikiで開催された「新・生業塾」を受講し、地域で愛されるカフェを目指してレシピ開発や店舗探しに奔走しました。

でも、理想の店舗はなかなか見つかりません。転機は2021年春、tsumikiスタッフから、飲食業に特化した起業セミナーが開催されることを教えてもらいました。仙台市にあるシェア施設「TNER」のキッチンで商品製造・販売までを行う実践的なセミナーでした。阿部さんは、その内容に惹かれ飛び込みました。

初めてのお菓子販売にチャレンジした阿部さんに、マルシェ出店の縁もつながりました。5月にはオリジナルの焼き菓子で初出店を果たすと、とんとん拍子。6月には拠点である多賀城市を中心に、仙台市内など計5回のマルシェに出店しました。

―あんこ入れちゃった！バナナ&ほうれん草の米粉マフィン？！

阿部さんの焼き菓子は、植物性素材でグルテンフリーが中心です。屋号は☆ころころコロンタン☆「〜ゆるっと、ゆかいなみんなの自然派おやつ店〜」とキャッチフレーズをつけました。マルシェでは、野菜や豆腐をふんだんに使ったマフィンやブラウニーで手応えを感じたといいます。「意外な素材の組み合わせに驚いてもらえました。美味しいと言ってもらえることがなによりの励みです」とにっこり。

店頭では食物アレルギーの悩みを抱える方から、素材について質問や相談がありました。無農薬、化学物質不要の自然派お菓子を買いたいという方からも反響がありました。「植物性のお菓子を選びたい方の選択肢の一つになりたい。お客様の声を商品開発に活かして、食べても身体が軽いスイーツを目指しています」と、レシピの研究に熱を注ぎます。

―ころころコロンタンのお菓子で、たくさんの人たちを笑顔にしたい

新・生業塾の同期である須田優佳さんが主宰する「子育てサロン りとるてって」の講座の参加した親子を対象に、お菓子を試食していただきました。子育て世代は「食」に関心が高く、素材にこだわった手作りのお菓子は好評。「今後も試食や販売の機会を増やして、野菜と甘いスイーツの組み合わせって面白い！と楽しんでもらいたいです。そして、念願のカフェにつなげたい！」阿部さんの挑戦はまだまだ続きます。

〜ゆるっと、ゆかいな　みんなの自然派おやつ店〜
☆ころころコロンタン☆
Instagram：＠tomoko6440

（tsumikiコーディネーター　板橋芳理）