「こ・あきない塾」は、小商いを実現させるため、計画から具体的に実践可能な方法を見つけ出していく連続講座です。
大量消費社会の限界が見え始めた現代社会の中で、私たちはどのように生き、どのように暮らしていけばよいのか。誰もが持つ「生産者マインド」を取り戻し、地域でお金や情報が回る仕事のあり方を探る講座です。受講者は、6名。これから、自分のライフスタイルに合った、新しい仕事をつくりだしていきます。
こ・あきない塾・連続講座4回目9月28日(金)の講座は、実践者に聞くフィールドワークです。講師は、tsumikiのコーディネータであり一般社団法人Granny Rideto代表の桃生和成さん。
小商いの現場 第2弾の訪問先は、BOOK WITH CAFE MARY COLIN(カフェのある絵本屋メアリーコリン)です。店主 阿部理美さんにお話しを伺いました。
2017年3月にオープンしたお店は、カフェを併設した絵本の書店です。
「絵本に関わる仕事をしたかったこと、子育て中の方や一生懸命仕事をする人たちが、日常から離れて一時でもホットできてリフレッシュする時間や場所があると良いなあと思っていたので、絵本のあるブックカフェを開こうと決めました」とお店への想いを話してくれました。
お店では新書と古書を扱っていて、阿部さんが手元に置いておきたい選りすぐりの絵本がずらりと棚に並んでいます。その他、絵本関連の雑貨。素材にこだわった自家製のお菓子なども置いています。
受講者からは、
「開店までの準備期間中、どのようにモチベーションを持続してきたのですか」
「お客さんのターゲットは?どんな人に来てほしいと思っていますか」
「お店の宣伝・広告はどうしていますか」など、次々と質問が……
それに対して阿部さんからは
「自分の中に、しっかり軸を持っていて、ゆずれないところは自分の思いを貫くこと」
「誰でもよいから来て欲しいのではなく、あえてこだわりをもってどんな人に来てほしいかを絞ることが店の魅力につながること」等など、丁寧に答えていただきました。
直接実践者から起業する上で参考になるポイントをたくさん教えてもらい、受講者は自分のプランと重ね合わせながら、思いを膨らませていました。
tsumikiに戻ってからは、フィールドワークの振り返りをしたあと、希望者は、サポート講師による個別相談を受けました。多彩なスキルやノウハウを持っているサポート講師のアドバイスをうけることで、課題が整理されやりたいことがより具体的になってきたようです。
(tsumikiチーフコーディネーター 葛西淳子)
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▲BOOK WITH CAFE MARY COLIN(カフェのある絵本屋メアリーコリン)
営業時間:OPEN 11:00/ CLOSED 19:00
● 定休日:火・水曜日( Lo:18:30)
〒983-0803 宮城県仙台市宮城野区小田原1丁目9-28
HPはコチラ→http://www.marycolin.com/