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【tsumiki×TOMI+フレンドシップ企画】今日はあっちに行ってみよう③ tsumikiライター:櫻井陽子

tsumiki×富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI+のコラボ企画



2つの施設のスタッフと利用者さんが、お互いの施設や地域で展開される目覚ましい取り組みを紹介しました。

「つみきのキモチ」の記事取材・執筆で関わっているtsumikiライター櫻井陽子さんは、富谷市のコミュニティカフェ「こん・とん」に伺い食養生研究所「ヨウカフェ」の菅原英恵さんを取材しました。

自分の体質にあった食選びで体と対話を


矢本町(現東松島市)出身の菅原英恵さん。富谷市に3月にオープンした「こん・とん」で食養生研究所「ヨウカフェ」として火曜日と水曜日にランチを提供しています。

もともと調理師を目指していたわけではなく、ファッション文化専門学校DOREMEで服飾に関わる仕事をしようと思っていた菅原さん。食に興味を持ったわけや「こん・とん」に至るまでの経緯や想いをお話いただきました。

服飾から食へ

−はじめは服飾関係の勉強をしていたんですね。


はい。昔から物を作り上げていくのが好きでお菓子作りはしていましたが、食には全く興味はなかったんです。原型を常に追求したいタイプではあったので、最初は服はどうやってできているんだろう?と興味を持ちました。そして過程を知り将来の仕事にしたいと思うようになり、専門学校には進んだものの、目指していたパタンナーになるには東京に行くしかないような感じで。家庭の事情もあり諦めました。

−その後は何をされたんですか?


2年近く働いていたんですが、妊娠を機に子育てに専念しました。専念というか、子供が4人いるので仕事をしたくてもできない状況でしたね。それで、上2人が幼稚園に入って落ち着いてきた頃に、服飾の学校に通っていたこともあり、小物を作って販売を始めました。それが面白くてイベントにも出店するようになったのですが、収支のバランスがなかなか難しかったので、ワークショップもやりたいと思ったんです。クリスタルガラスなどを紐やワイヤーでつなげたものを、窓辺につるして楽しむインテリアアイテム「サンキャッチャー」を作る認定講師の資格を取りました。

−食へ興味を持ち始めたのは何かきっかけがあったのですか?


末っ子が産まれた頃に胃の調子が悪くなり1年間通院したんですね。漢方を飲みながら回復はしたんですが、また繰り返したくはないと思って食に気をつけるようにしはじめました。ローフードに興味を持ち、その時巷で流行っていたスムージーを通じて今勉強している望診法の先生に出会いました。スムージーからローフードを学び始めたのですが、マクロビもビーガンもひとつの食事法で、継続している人、期間限定でやっている人もいますが、体を良くするための手段なんだということに気づいたんですね。同じように体を良くするアプローチの方法が他にもあるんじゃないかと思って私は望診法を学び始めました。

 ▲この日のお弁当・春キャベツの春巻き、セロリのピクルス、ほうれん草のマスタードあえ、キャロットラペ、しらすの佃煮、ごぼうの甘辛煮、れんこんの青のり揚げ、ふきの煮物、黒米

望診法との出会い

望診法初めて聞きました。


望診法、食養生、免疫学、弁証法とあって、まだ学びの途中なのですが。春夏秋冬の中で、旬にあった食の摂り方、例えば春は冬に溜め込んだ余分な老廃物を排出する季節。解毒のために働くのは肝臓なので、苦味のある春の食材を取り入れて肝の働きを助けてあげるなど、みんなにも食材を選んでもらいたい、知ってほしいという思いが強くなりました。

−実践されてみて体調はどうですか?


学んだことによって自分の体のことがわかるようになりました。夜に肉料理をたくさん食べたとします。翌朝、消化されていないので体が重いんです。でも朝ご飯は食べなくちゃ、ではないんです。胃を休めるためにお昼までご飯は食べなくてもいい、消化を助けてあげるように体との対話ができるようになりました。みなさんそれを知らないから、無理に朝ご飯を食べて1日体がだるいんだよねということになるんです。

−そんなことまでわかるんですか?


そうなんです。うちの娘が、小麦粉を沢山摂ると顔が痒くなるんですね。それを気にしながら他の家族と比較してみていると、やっぱりその子だけが小麦粉なんですよ。給食がパンだったりすると、夜はご飯と私が選んだ食材を食べることや、花粉症とかアレルギーの季節は小麦粉を摂りすぎないようにアドバイスしたり。我が家ではこんな会話をしています。ビーガン、グルテンフリー、とりあえず体にいいのはわかってるけどという認識の人はすごく多くて、ビーガンだからいいわけじゃなく、その人の体に合っているかどうかなんです。その辺を望診法でアドバイスしていきたいです。

企業を目指す人を支援する「富谷塾」でカフェオーナーとの出会う

「こん・とん」へ出店することになった経緯をお話ください。


オーナーの石井さんとは、同じ塾生同士として富谷塾で知り合いました。資金面や、まだまだ子育て中なので時間が限られているなどの理由で自分でお店を持つのは難しいと思っていたので、日替わりで出店を担当させてもらえるというのは有難いです。

これからの夢、目標はありますか?


カフェには女性がご友人と食べにいらしたり、近所にお住まいの方、お仕事中の男性も食べにきてくださいます。体に良いものを求めてリピーターとしていらしてくれる方もいるんです。今後は、ランチ提供以外にも、お料理教室や、コラボもしてみたいですね。ヨガで体の巡りを良くした後にランチとかもいいですね。



取材を終えて・・・


食養生について学んでいることをお話ししている時の菅原さんはとても生き生きしていました。
食選びの大切さ、自分の体を労ってあげることへの気づきを教えてもらいました。これからの展開が楽しみです。


▲tsumikiライター 櫻井陽子

★☆★彡

TOMI+のライターさんもtsumikiへ来て取材をしてくれました。
その記事は、こちらからご覧ください。

富谷塾 コラボ企画

 (tsumikiコーディネーター 佐々木将太)



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