10月15日(日) に開催した「こ・あきない市~秋の陣~」は、利府町内外から13ブースが出店。
子どもから大人まで約200人の方々が来場し、賑わいました。
販売が一段落した15時過ぎ頃から1時間程度、ゲストに一般社団法人イシノマキ・ファーム代表理事の高橋由佳さんを招き、トークイベントを行ないました。
トークイベントの様子を、tsumikiライターがレポートしました。
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ゲストの高橋由佳さんは、宮城県仙台市出身。二輪メーカーでモータースポーツ企画運営兼レーサー、教育・福祉分野の専門職を経て、2011年に、こころの病を持つ方々の就労・就学支援に特化したNPO法人Switchを設立して活躍してきました。
2016年8月に石巻市北上町にて、一般社団法人イシノマキ・ファームを設立。農業を通じた地域交流と担い手育成などソーシャルファームを理念とした事業を目指しています。
高橋さんは、「農業を通じた地域交流から、その地域の産業で生計を立て、生きることが出来る」と言います。
「農を通して地域、社会、そして自然とつながる」をコンセプトにスタートしたイシノマキ・ファームは、「多様な人々が、対等な関係で、同一の労働条件のもと、仕事をする場」として設立されました。
石巻周辺に居住する若者の中間就労。そして震災以降、仮設住宅や復興住宅にこもりがちになってしまう無業者の方々にも、積極的に地域と関わってほしいというソーシャルファームとしての活動に通じています。
トークイベントでは、9月から発売が開始されたクラフトビール「巻風エール」の試飲も行われました。
農薬を一切使わずに栽培された石巻北上産のホップを使用したビールで、日本で一般的なラガービールとは違い、ペールエールという種類のビールで、とても飲みやすいと好評でした。
「巻風エール」は、石巻の「巻」と「エールを贈る」という意味からネーミングされました。石巻地域では、初のホップ栽培とビール醸造にチャレンジしています。
参加者からは、「石巻北上産のホップを使用したパンを作りたい」と早くも一緒に商品開発をしたいとの申し出があり、tsumikiの場を介して新たな交流が生まれそうです。
一般社団法人イシノマキ・ファームのHP⇒https://www.ishinomaki-farm.com/
(取材・文 tsumikiライター 松二人)
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10月15日開催された「こ・あきない市~秋の陣~」の様子は⇒コチラからご覧ください。
来場者も出店者も、おおいに楽しみ刺激を受けた「こ・あきない市」
次回「冬の陣」は、2月12日(月・祝)に開催を予定しています。
どうぞ、お楽しみに。