今回ご紹介するCHALLENGERは、キッチンカーで利府町内を中心に近隣市町に出店している「Bearʼs Cafe」の藤田諭さんです。
きっかけは二つの災害
藤田さんは、2020年11月にキッチンカーのクレープ店を起業しました。出店先ではキッチンカー同士のつながりが生まれ、イベント出店の声がかかることもあるそうです。
キッチンカーという業態を選んだのは、災害の時も炊き出し支援を行うなどフレキシブルに動けるからだそうです。きっかけは、東日本大震災と両親の地元新潟県糸魚川市で2016年に起きた商店街大規模火災でした。
「自分にも何かできないかを考え続け、クレープ店にしました。被災地で甘い物が食べられたら、人々が一瞬でも笑顔になれるかなと思ったんです」と話す藤田さんからやさしい笑みがこぼれます。
現在、利府町のモリリン加瀬沼公園、仙台市内の東北文化学園大学で出店しています。これからは、子ども食堂など地域のつながりをつくる活動もしていきたいと語ってくれました。
【お店情報】
クレープ店 Bearʼs Cafe
定番のクレープの他、季節の限定クレープやかき氷なども販売しています。
出店情報はお店のSNSをご確認ください
(2022.7.22発行:つみきのキモチvol.18 CHALLENGER掲載)