2月4日(土)に開催された利府町市民活動研究会(以下、研究会)の「利府町寺子屋」を、スタッフの渡邊が取材させていただきました。利府町寺子屋は、メンバーから出たアイデアを研究会の中で検討し、各市民活動団体が人員やノウハウ等のリソースを出し合い運営しています。
● ニーズとアイデアの源泉は「研究会」 にあり
「働きながら子どもを育てる家庭が増えているため、親にとって時間の負担が重くなっている。また、これまでは子どもの居場所となっていた町内会や子ども会の組織も近年では無くなっている地域もある。」
小学生の子どもがいる研究会メンバーは、利府町に子どもの学習支援や居場所づくりが必要だと考える背景をこのように話してくださいました。
これに対して研究会の他のメンバーから「公民館や集会所を学び場、遊び場として利活用できないか」という発案があったそうです。さっそく「この企画をお試しでやってみたい!」と共感が得られ、寺子屋企画チームが動き出しました。
●ボランティアと、近所の子どもたちそれぞれのかかわりあい
寺子屋の初日。広い公民館に集まったのは同じ学校の小学生6人。まずは学校の宿題や自主学習。そのあとは工作、さらには手づくりモルック対決など、めいいっぱい楽しみました。大人や学生のボランティアが見守り、時には一緒に遊びを楽しむ。その様子は、私が小学生の時に参加した子ども会行事を思い出しました。
運営したボランティアさんからは「他の市民活動団体と協働で企画を運営するのは初めてだったけど、子どもたちのウケも良くて嬉しい」という意見が聞けました。
●企画に沿って拠点を考える
今回の企画をやってみて、公民館や集会所はより地域住民に密着した活動の拠点となりそうです。まだ課題はありますが、市民活動団体の活動拠点は活動者がみんなで共有する課題とアイデア次第で広がると感じました。
<利府町市民活動研究会とは>
リフ超学校が運営する利府町内の市民活動団体によるコミュニティ。主な活動として毎月もしくは隔月に合同研修や会議、オンラインでの情報共有を行っています。
リフ超学校のホームページ
https://rifucho.com/about-riken
(tsumikiスタッフ 渡邊木花)