9月3日(日)に開催されたみんなのマルシェは、「美味しく 楽しく ちょっと人のため」を合言葉に2018年から始まった、誰でも楽しめるマルシェです。
イベントを主催する「ふうどばんく東北AGAIN(あがいん)」の活動は、フードロス、困窮者支援、寺子屋、居場所作り、こども食堂など多岐にわたります。それらの取り組みを紹介するとともに、活動に協力している地元企業のブース、フードドライブなどの普及活動をお手伝いしている出店者さんがブース軒を連ねました。
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tsumikiは、2019年からふうどばんく東北AGAINと連携し「利府町フードドライブ」活動を行っています。今回は、その取り組みのパネル展示やこれまで利府町で集めた食糧の実績の報告を行いました。
\ワークショップ/
今回のテーマは「楽しく学ぶ」。利府町学生町おこし協力隊MachitoLink in Rifu.と一緒に、tsumikiブースの運営とワークショップを行いました。
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私たちが住む利府町には海があります。
身近な海に漂流する海洋ゴミは、私たちの生活の中から生じているものも多く、なかでもプラスチックは自然に帰ることが難しい物質です。海洋に流れ着いたプラスチックは波に打たれ、紫外線にさらされ、少しずつ小さく砕けていきます。その小さくなったプラスチックを餌だと勘違いして食べる魚が年々増えているそうです。そして、その魚を人間が食べるというサイクルが生まれています。
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ワークショップでは、海の問題のサイクルを知っているお子さんがいたことに驚きました。小さなお子さんたちは、海のゴミを目の当たりにして驚いている様子。ワークショップを通して、いまの海の環境について伝えることが出来ました。
\マルシェ/
tsumikiを利用する小商い事業者の団体「もくようマルシェ」。もくまるキャラバンとして、それそれがモノづくりの材料や作品を作る時に出る端材を持ち寄って、ものづくりワークショップを行いました。
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\子ども食堂/
会場内では、こども食堂も実施。BRANCHI仙台で営業する各テナントから寄付された食糧や飲み物が配られました。子ども食堂に参加することで、自分事として考えられるようになりました。
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それぞれがそれぞれの立場で出来ること、行動すること、声をあげること、助けてもらうことを楽しく遊びながら学ぶことができた1日。
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みんなのマルシェはこの日だけですが、楽しく学んだことをこれからもずっと身近な問題として考え続けてくれたらいいな、と思いました。
(tsumikiコーディネーター大宮紗妃)