ゆっくりでもいいから、自分の手を動かしてつむいだもので、ながくつながる。そんなプロジェクトを立ち上げました。プロジェクト名は「つなぐ手つむぐ手PROJECT-半径1メートルからでできること」です。
日々の暮らしが脅かされる災害がいつ起きてもおかしくない今の日本。元旦に起きた能登の地震のあと、tsumikiのオープニングイベントや新生業塾などで関わりの深い料理研究家枝元なほみさんとお話をしました。何かできることはないかというアドバイスをいただこうと思ったからです。
すると彼女から「すぐに私が作ったしおりを送るから、募金を集めたお礼に渡すなんてことができないかしら」という言葉。現在、彼女は病気療養中です。自分の体も大変な中、ただ募金を集めるだけじゃなく、自分の手から生み出されるものを添えて、感謝の気持ちとあたたかさを伝え、手の届く範囲でできることをしようとする行動力は病気をしても変わっていませんでした。
まずは利府町にご協力いただき、枝元さんと関りが深いtsumikiに募金箱を置きます。ぜひ枝元さんお手製の「しおり」をお持ちください。このしおりは、彼女が手を動かして作ったものです。本を読むときに使っても、おうちに飾ってもいい。もしかすると、みなさんが作ってみてもいいかもしれません。
大きなことじゃなく、自分の半径1メートルのものを使って、お友達、家族、1人でだっていい。手で作ったものは、お部屋や生活をちょっとあたたかくしてくれます。しおりじゃなくても、なんでもいいんです。お子さんと防災や震災について話しながら作っても良いかもしれませんね。
さらにこのプロジェクトでは、みんなで集まって何かを作る場を設けたいとも考えています。募金をして手を動かす。その時はぜひ能登を思い、ご参加ください。今後もしもマーケットイベントなどができたら、手にした作品やワークショップで作ったものを持ち寄って、即席展示会もいいかもしれません。
少しの行動力とアイデアで、思う気持ちをたのしくカタチにしましょう。
つなぐ⼿つむぐ⼿ PROJECT
枝元なほみ ×(⼀社)Granny Rideto
協⼒:利府町まち・ひと・しごと創造ステーション tsumiki
※なお、集まった募金は石川県の能登半島地震に係る災害義援金を通し能登の方々にお届けします。