7月15日(日)に開催した「こ・あきない市」夏の陣は、真夏の陽気の中、約350名の方々にお越しいただきました。
館内には、町内外から14の出店者ブース、スペシャルブース4店舗。
tsumikiセレクトショップから3店舗、屋外ブースにも3ブースが出店し、うちも外も大賑わいでした。
こ・あきない市恒例のオープニングトーク。
今回のゲストは、石巻市桃生町で「くさかんむりcafé」を経営するすずきらんさん。ご自身のこれまでの経歴を振り返りながら、商いに対する考え方や価値観を伺いました。
進行役は普段から、らんさんと親交がある、tsumikiスタッフの佐藤が務めました。
すずきらんさんは2008年に仙台市青葉区にて雑貨店「Raminka mirankA」を友人と共同経営でオープン。「好きなもの・価値観が似ていたから一緒にお店をやることを決めた」と語ります。
2011年の東日本大震災で、お店が入っていた雑居ビルも被害を受け、「これ以上続けるのは自己責任」とビルのオーナーに言われたことからお店を閉店し、共同経営していた友人とともにヨーロッパやインドなど海外へ旅行。そのときインドで出会った子どもたちは、孤児やストリートチルドレンの支援ができないか考えるきっかけになったと言います。
旅をしながら将来を考え、日本に戻ってからは、自分の考えていることや価値観を表現するためのハコとしてカフェを始めることを決意。1年間東京でのカフェ修行を経て、2013年に地元の桃生町で古民家を改装した「くさかんむりcafé」をオープン。コンセプトは「国籍不明な老夫婦の、ニホンの田舎でのスローライフな暮らし」
お店の厨房とカウンターを見ても、古い日本的な造りでありながらアンティークな棚や英語表記の商品が並んでいたり、世界中を旅したからこそ作れる独自の世界観です。(写真は、スタッフの佐藤が以前お店に行った際に撮影)
オープン後、まずはカフェとして名前を有名にすることを意識し、「自分の発信したいことは有名になってからやろう」と考えていました。
「回すのは大変だけど3年間はやる」と決めてランチプレートの提供、「くさフェス」という料理と音楽が楽しめるイベントを主催することなど、ファンを増やす取り組みをしてきました。
現在、お店ではドリンクとデザートの提供をしながら、らんさんが考えている問題意識や自己表現のハコとしても活用し、「犬・猫の譲渡会」など行なっています。
トークを聞いた方はもちろん、まだ行ったことない方はぜひ足を運んでみてください!
トーク終了後はお店で提供しているアイスコーヒーとラベンダーソーダ、焼き菓子の販売も行いました!
スタッフ佐藤も一推しのラベンダーソーダ!
爽やかなラベンダーの香りと甘みが、ソーダの炭酸とともに口の中で弾ける格別の一杯!
カフェバイト経験がある私も、少しだけ出店のお手伝いしました!
たくさんの方に、すずきらんさんの考え方や価値観の魅力が伝わって、人生のスパイスになっていただけたら嬉しいです!!
たくさんのご来場ありがとうございました!
当日の様子はこちらのレポートをご覧ください ⇒★
(tsumikiコーディネーター 佐藤陽友)