\CHALLENGER/
tsumikiを中心に、利府町でチャレンジする人々をご紹介します。
「こ・あきない市」の出店を機に、趣味で作っていた「けしゴムはんこ」を販売してみようと思った長谷川さん。そのプロセスとこれからについてお話をうかがいました。
けしゴムはんこで日常に彩りを!
新しいモチーフや図案の制作に、研究の日々
長谷川智子さん(けしゴムはんこtom☆)
―けしゴムはんことの出会い
けしゴムはんこ作家として活動している長谷川さん。tsumikiで開催する「こ・あきない市」に、初回から参加しています。制作時間は、いつも家事の合間や育児が落ち着く夜になってから。「細かい作業が好きで、作業に没頭するといつのまにか寝る時間がなくなっちゃうんです」と忙しい毎日をはんこ作りが楽しくしてくれると言います。
山梨出身の長谷川さんは、結婚・出産を機に宮城へ移り、利府に住んで3年ほどが経ちます。けしゴムはんこに出会ったのは、上のお子さんがまだ1歳だったころの7年前。ワークショップに参加したのがきっかけでした。「これなら自分も作れるんじゃないか」とけしゴムはんこを彫り始めました。最初は自分の子ども用に。作りためた作品は、周囲のママ友にプレゼントしていました。
―こ・あきない市へのチャレンジ
趣味として続けていたはんこ作りでしたが、転機となったのはtsumikiの「こ・あきない市」。回覧板に入っていた2017年2月開催「こ・あきない市出店者募集」のチラシを目にし、「作ってきたはんこを販売してみよう!」と出店を決意。オリジナルはんこの販売と、お客さんが希望する名前やイラストの注文に応じ、オーダーメイドのはんこ作りにもトライしました。
その後、毎月1回tsumikiで行われる「もくようマルシェ」にも参加。「小さなスペースだけど、お店を出す楽しさが味わえます」とやりがいを感じています。
―利府のけしゴムはんこ屋さんに
tsumikiのイベントをきっかけに人脈が広がり、作家さん同士のつながりもできました。「長く続けて、『利府のけしゴムはんこ屋さん』として認識してもらえるようになればいいな」と話します。
長谷川さんの作るはんこは、ころころと小さくて可愛らしいミニはんこや、実用性のあるはんことさまざま。「いろいろなイベントに出店するようになりオーダーも増え、今はその制作に追われていますが、とても充実しています」とうれしそうです。
はんこ販売の他に、ワークショップを行いはんこ作りの楽しさを人々に広めている長谷川さん。「これからは利府町以外でも、チャレンジしていきたいです」と長谷川さんのはんこ作りはどんどん広がっていきそうです。
取材・文 tsumikiライター・宮城大学4年 鈴木沙菜
『つみきのキモチvol.7』掲載(2018・7・13発行)