「キャンドルがつなぐ夜~in tsumiki~」 今ある日常、ひと、もの、こと、に感謝する日。
日常だと思っていたものが当たり前ではなかったと、思い知らされたあの日。
震災から8年。もう一度立ち返って 「今ある日常、ひと、もの、こと、に感謝する日」にしようと、2019年3月8日(土)の夕方から 「キャンドルがつなぐ夜~in tsumiki~」を開催しました。
これは、昨年12月に行った「tsumiki Christmas Market」でキャンドルを灯していただいたKEITA CANDLEさんの「宮城で活動するキャンドルアーティストとして、3月にtsumikiでキャンドルを灯したい」という想いから生まれたものです。
この日は、その想いに共感したアーティストたちも集まり、ともにつくりあげたあたたかな夜となりました。
◆くらしの部(16:00~販売とキャンドル作りワークショップ)
販売開始と同時に、親子連れや小さなお客さんたちがお店に並びました。文房具を真剣に楽しそうに選ぶ姿、キャンドルを細かくちぎって一生懸命並べる姿。おにぎりやパンを美味しそうにほおばる姿。
▲移動雑貨店 nicher(ニッチャー):店主の人柄が現れる、ほっこりするセレクト雑貨が並びます。
▲店舗を持たない花屋 des bisous:お花を抱きしめて帰るお客さんの笑顔が、印象的でした。
▲キャンドルづくりWS KEITA CANDLE: ちぎったロウを好きなように組み重ねていきます。大人も子どもも真剣な表情に。
◆ひかりの部(17:30~キャンドル点灯)
tsumiki内のライブステージでは、カメヤマキャンドルハウスから提供の火を使わないキャンドルを。ウッドデッキにはKEITA さんのキャンドルが全面に並べられました。
キャンドルに想いを込めて、ひとつずつ火を灯していきます。
一つひとつのキャンドルの色の違いや灯のゆらめきを見つめながら、それぞれの想いがつのります。
▲大人から子ども、学生さんや仕事帰りの方など、たくさんの方々に立ち寄っていただきました。
◆おとの部(18:00~ライブ)
館内の照明をおとしてのライブ。あたたかい歌声とギターの音色が響き渡り、tsumikiの外と中にはキャンドルの灯りがゆらめく。アーティスト達の想いをのせた演奏に、お客さんも出店者も、時を忘れて聞き入っていました。
◆赤間泰樹さん。 家業は利府で農家を営んでいる、赤間農園さん。 シンガーソングライターノーカーとして農家のおもしろさや日常を歌に込めて歌っています。
◆猪股秋彦さん。 岩沼市出身の、ミュージシャン。 地元岩沼でラジオパーソナリティーをしながらシンガーソングライター、ゴスペル、ウェディングシンガー、ボイストレーナーと様々な形で音楽を発信しています。
◆根本充さん。 宮城県内を中心にギターインストという歌のないギターだけの演奏を行う。 そのほか地元アーティストのサポートや”樹樹”のギタリストとしても活動中です。
◆佐々木公二さん。 今年で活動15年目を迎えるバンド「真夜中ギター」のvocalと作曲を担当。 現在、塩竈市にある「vintage furniture Aiwon」を経営しています。
自分のまわりにいる人、あたたかな食べ物、日常で当たり前のように使っている物。 あたたかな音、歌声。 歌を聴いて気持ちが動くこと。まわりに大切な人がいること、その人の笑った顔が見えること。
あらためて、たくさんのことに感謝する一日でした。この想いが、ずっと続いていきますように。
みなさま、本当にありがとうございました。
(tsumikiコーディネーター 大宮紗妃/Photo:佐藤陽友)