2月26日日曜日に開催された「こ・あきない市」は、tsumikiから利府町の小商いのマインドをつくっていこうという試みでした。「こ・あきない」には、小さな商いをみんなでやる(Co)という意味が込められています。
会場となったtsumikiには、朝早くから搬入・設営が行なわれ。お客様を迎える準備は万態。出店者は、利府町の方が8割をしめ、近隣の多賀城市、塩釜市、東松島市、仙台市宮城野区の方々とあわせて、21ブースが参加しました。
当日は、利府町内外からの来場者、出店者あわせて300人ほどの方々にお越しただき、熱気あふれるチャレンジマーケットとなりました。
「こ・あきない市」開催にあたり、スペシャルゲストとしてホームレス芸人小谷真理さんがやって来ました。小谷さんは、1日を50円で売るホームレスとして、呼ばれれば全国どこにでも出かけて「仕事」?をしています。
聞き手は、宮城で活動する芸人佐藤陽介さん。今回は、佐藤さんが、小谷さんをアパートに泊めたことがあるというご縁もあっての依頼でしたが、当の本人は、そのことを覚えていないようです(笑)
世の常からちょっとかけ離れているような小谷さんの生活ぶりですが、「僕は家がなくても、1日50円で4年間生きているからね。みんなは、家があるから大丈夫ですよ。どうぞ好きなことをやって、自由に生きてください」というメッセージに、なぜか納得してしまいます。
さあいよいよ、12時から「こ・あきない市」の販売開始。広報やチラシを見てやってきた人、ふらりと立ち寄った人などたくさんの方々が詰めかけました。
お目当てのお店や気に入ったブースの前では、出店者さんとお客さんとの対話が生まれ、各所で新たな出会いがあったようでした。
途中、宮城の観光大使を務める「カラクリ杜くノ一姫」3人娘のステージもあり。歌や踊りが披露され華やかの雰囲気に。(音響担当は、リフコラボにも参加した佐々木将太さんです)
絶え間なく人の出入りが続き、15時でマーケットは終了。振り返りを兼ねた交流会では、出店者の方々から、反省点などの意見のほか、次の運営に対するアイディアや提案もでました。これから共にチャレンジし、育てていくマーケットにしていきたいですね。
第1回「こ・あきない市」。tsumikiを中心に、利府駅前がたくさんの人々でにぎわった一日でした。ご参加ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
(tsumikiチーフコーディネーター 葛西淳子)