3月16日(木)今年度最後のtsumikiスタッフ企画は、商品開発のきっかけとしてオリジナル石鹸づくりの手法を学びました。講師は、アロマインストラクターの浜出理加さん。浜出さんは仙台市内の自宅サロン「Spice of Life でり香」で、手作り石鹸、アロマやハーブを使ったワークショップを開催しています。
当日は、石鹸づくりはもちろんのこと、アロマや商品開発に興味がある方など、利府町内外から4名の参加者が集まりました。
はじめに浜出さんから、石鹸の成分や作業の手順などを丁寧に説明を受けました。
材料の役割を知ることで、好みの配合のオリジナル石鹸を作ることも可能になります。材料のひとつである苛性ソーダは劇物のため、取り扱いにも注意が必要です。資料に沿ってしっかりと手順を確認しました。また、石鹸販売で避けては通れない薬事法についても教えてもらいました。
今回はオリーブオイルをベースとした植物オイルを使い、苛性ソーダ水と反応させるコールドプロセス製法(冷製法)で製作しました。
4名1組で作業開始。
材料をボウルに入れて湯せんにかけたり、ブレンダーで撹拌したりする作業は料理教室のようです。一方、分量を正確に計り、マスクとゴム手袋で作業する姿は、まるで化学実験室。tsumikiの新しい使い方がまたひとつ増えた瞬間でした。
盛り上がったのは、アロマオイルをブレンドする作業。小さいコップに数滴ずつオイルを入れて好みの香りを作る際、アロマオイルの瓶を真剣な眼差しで手に取る参加者の姿が印象的でした。
石鹸を型に流し込み、小さいキューブ状の石鹸を好みで加えたら、本日の作業はここまで。型入れから24時間は保温状態を保ち、約1ヶ月後に使用可能になります。
参加者は石鹸づくりがはじめての方ばかりでしたが、順番で手際よく混ぜるなどチームワーク抜群でした。
作業終了後は、浜出さんへの質問タイム。自宅で石鹸を作る注意点や、オイルソムリエでもある浜出さんに、石鹸づくりに使うオイル、食べるオイルについての質問も飛び交いました。
参加者からは、「楽しく学べた」「自宅でも作ってみたい」という感想のほか、「場所がよかった」「手作り系のワークショップを企画してほしい」など、tsumikiの使い方に対しての意見もいただきました。
商品開発には、きちんとした知識や設備が必要だということがわかりました。今回のようにプロに教えてもらう機会があると、気軽に一歩進めますよね。tsumikiでは、今後もさまざまなチャレンジができる企画を行っていきます。どうぞお楽しみに。
(tsumikiコーディネーター 板橋芳理)