tsumikiでは、起業創業支援の一環として個別相談を行っています。
個別相談では、小商いを実践していくなかで展示の仕方、販路の拡大、広報の仕方などの課題を抱える相談者に対し、スタッフが丁寧なヒアリングを行います。そして、必要に応じてデザイナーとのマッチングを行い、ブランディング支援を行っています。この個別相談を活用しステップアップを目指した事例をご紹介します。
atelier YUMI(アトリエユミ)・阿部由美さん×デザイナー・青澄凪さん
atelier YUMI(アトリエユミ)の阿部由美さんは、ビーズアクセサリーを制作・販売しています。
デザイナーの青澄凪さんとタッグを組んで、オリジナルアクセサリーブランドの販促物をリニューアルしました。
2019年9月
「ブランドのコンセプトやオリジナリティを打ち出すため、お店のロゴを新しくしたい」と、個別相談にやってきました。阿部さんは、さまざまなマーケットイベントに出店し、販売経験を重ねるなかで、「店構えをしっかり整えることで、お客様に安心して作品を手にとってもらいたい」と思うようになりました。
2019年10月
デザイナーの青澄凪さんと、ロゴの打ち合わせを開始。
阿部さんの作品に対する想いや、お店のコンセプトを改めて確認しました。
そして、ずっと作り続けてきた代表作ともいえるネックレスの形がモチーフに決まりました。
2019年12月
ロゴに続き、アクセサリー台紙、ショップカード、ビーズ教室の案内パンフレットを制作することにしました。「ブランドを印象づけるテーマカラーにネイビーを採用しました。阿部さんが好んで作る白いアクセサリーが引き立ちます」と青澄さん。委託販売で他のお店の商品と並んだときなど、テーマカラーが目印になりatelier YUMIの商品をすぐに見つけてもらえるといいます。
2020年2月
完成したピアス台紙は、厚めの紙を使用したことで作品保護とディスプレイのしやすさも向上しました。テーマカラーのネイビーにはデニムのイメージもあり「日常の中に輝きを」というコンセプトも表れています。
2020年3月
ビーズ教室の案内パンフレットの制作を進めています。従来よりも手にとりやすいサイズで、ショップカードに合わせたデザインになる予定です。4月中の完成を目標にしています。
阿部さんは、「テーマカラーの設定は当初の予定になく、思い切った決断でしたが、私のアクセサリーによく合いました。はやくイベントで新しいロゴやカードをお披露目したいです」と話します。今後の活躍がますます楽しみです。
(tsumikiコーディネーター 板橋芳理)