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こ・あきない塾2019公開講座を開講!ゲストトークは(株)アバンティ渡邊智惠子さん。

9月14日(土)2019年度のこ・あきない塾「公開講座」を開講しました。

こ・あきない塾とは、利府町の地域資源を活かした小商い(スモールビジネス)による起業・創業を支援するための連続セミナーです。連続講座の開講を前に、 (株)アバンティ代表取締役会長の渡邊智惠子さんを迎え、公開講座を行いました。当日は、起業や小商いに関心のあるかた29名が参加しました。

 

今回のテーマは、
「サスティナブルでエシカルな仕事づくり~”私”の消費から考える、『四方良し』の仕事とは~」

オーガニック製品を通して地球環境の保全と社会貢献をすることを経営理念に掲げ、社会貢献事業を35年続けてきた渡邊さんから、これから起業する方へ。

「明朗、感謝、素直の3つが基本です。志を高く、人生をかけて取り組める仕事を、地方からこそ起こしてください」と、力強いメッセージをいただきました。

 

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サスティナブル(持続可能)でエシカル(倫理的)な仕事

渡邉さんは、サスティナブルでエシカルな仕事というのは、実は当たり前のことだといいます。

「会社を起こし続けることは社会貢献そのもの。会社は社会が良くなるためにあるのだから、理念を高く掲げ、長く続けることが大切です。アバンティの基本理念は「敬天愛人」。天を敬い、天が人を愛するように人を愛するという意味です」

「アバンティは、日本全国の職人たちに商品生産を受注しています。売り手、買い手、世の中の三方良しと言いますが、アバンティの製品は技術力の高い日本の職人がいなければ成り立ちません。作り手を含めた“四方(よんぽう)良し“の精神を行動指針としています」

 

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一人ひとりが消費を選択する

「コットンを脱色するのにどれくらい水が必要だと思いますか?」と実験をはじめる渡邊さん。
「油分が豊かなコットンは、脱色や染色に水をたくさん使ってしまいます。私達が服を買う時、地球環境の問題、児童労働の問題、戦争や社会問題を知っていると、選択肢が増える。一人ひとりが消費を選択することで社会に意思表示できます」

 

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震災後から、東北復興に貢献

さまざまな社会貢献事業に邁進してきた渡邊さん。なかでも、東日本大震災を機に立ち上げた「東北グランマの仕事づくり」では、被災地の雇用創出のため女性たちに刺繍しごとを提供。東北復興に大きく貢献しました。

 

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当日は石巻市の東北グランマが会場に駆けつけ、生の声を聞かせてくれました。リーダーの千葉みよ子さん(右から2番目)は、「渡邊さんの熱意を信じて始めました。楽しくやりがいのある仕事を手に入れました」とにっこり。渡邊さんとの信頼関係が伺えた瞬間でした。

 

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ソチオリンピックの選手が着用した帽子(写真:渡邉さんが手に掲げている帽子)もグランマの手仕事。「作り手のグランマたちに、どうにかお給料として還元したくて、必死にスポンサーを探しました。自分たちの製品を身に着けた選手たちが世界で頑張る姿が、そのまま被災地へのエールになった」と当時を振り返ります。

 

「私の人生は仕事」と言い切る渡邊さんは、「日本のオーガニックコットン自給率0%をプラスにしたい」と語ってくれました。

 

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こ・あきない塾は、ここから起業を目指すメンバーと連続講座へ進みます。
それぞれが、志高く理念を掲げて走っていけるよう、スタッフ一同サポートしていきたいと思います。今後の塾の様子は、随時レポートしていきますので、ご注目ください。

 

同時開催した事例報告会の様子はこちらから。→★

 

(コーディネーター 板橋芳理)