冬を控える実りの秋!森のこ・あきない市を開催しました

肌寒い日が増え、冬が目前まで迫る気配を感じる晩秋の11月24日(月)に第3回となる森のこ・あきない市」が開催されました。県内外を問わず、小商いに取り組む方たちにご応募いただき、ゲストと合わせて総勢17組の出店者が集まりました。

食欲、読書、芸術など様々なものが実りを迎える秋らしく、県民の森にはたくさんの美味しいもの、面白いもの、美しいものたちで広がり、ご来場いただいた沢山の方にお楽しみいただけました。

森のこ・あきない市

利府町まち・ひと・しごと創造ステーションtsumikiを会場に、県内外の小商い事業者の出店の場として開かれている「こ・あきない市」。のべ400名を超える小商い事業者の方にご参加いただき、生業へと繋げていきました。来場者も毎回300名を超え、地域に根ざしたイベントとして定着しています。
2023年からは、こ・あきない市の会場を県民の森へと移し、よりコンセプトを持って小商いに取り組まれている方々に集まっていただいたのが「森のこ・あきない市」です。

会場となった青少年の森は、緑豊かな領土をつくるため、昭和44年(1911)に明治100年記念事業として開園しました。仙台市、富谷市、利府町の2市1町にまたがっています。

一号展示館

江戸末期に作られた農家づくりの家の一部を復元した1号館展示館。明治42年(1911)仙台市青葉区立町に建築された、建設会社(株)橋本店社屋の洋館部分移築復元した2号展示館などの建物があり、一つの空間の中に自然と歴史が一緒になっています。

衣食住ユニットすまいの皆さんが製作設置。haryuuさんのドライフラワー、HELLO HELLOさんの布飾りで、素敵に装飾してくださいました。

公募出店者

▲彩りの住処さん [キャンドル・生花・フラワー]
一つ一つ存在感のある蝋燭たちが並ぶ様子はまさに彩りの住処といった様子。
ジェルワックスのかけらをボトルに詰めて作るジェルボトルキャンドルも素敵でした。

▲MANUさん [ハンドメイドアクセサリー・ドライフラワー]
クリスマスに向けた作品がたくさん並んでいました。
ドライフラワーが取り入れられた雑貨たちは秋の森の雰囲気と相性抜群!

▲七つ日さん [書き物]
普段あまり使う機会のないガラスペンや万年筆の書き心地に、みなさん興味津々。
制作された特別な手帳も並び、「書く」ことについて考える空間が縁側に生まれていました。

▲トールペイント工房アンシャンテさん [ミニチュア・アクセサリー・和小物・雑貨]
ミニマムな世界で作られた雑貨のクオリティにびっくり。
一円玉よりも小さいサイズで、細部まで作り込まれたこけしやだるまからは繊細な作業が伺えました。

▲win_win_winさん [アクセサリー・雑貨]
海洋プラスチックゴミからつくられるアップサイクルアクセサリーが森までやってきました。
カラフルな雑貨たちが森の彩りを一層強めてくれています。

▲ぼくの午後 cafe&muffinさん [米粉マフィン・米粉シフォン]
開始同時に長い列ができていて、お客さんと楽しそうに会話されているのが印象的でした。
何種類もあったマフィン含めすべてのお菓子が完売だったそうです、すごい!

▲Lucu cookieさん [クッキー・焼き菓子]
チーズ、栗、活動拠点でもある塩釜で作られた塩など、目を引く素材で作られたクッキーが多数並びどれも美味しそうでした。にんじんのクッキーには、生地にもクリームにもスパイスが混ぜられているのだとか。

ゲスト出店者

▲Satomi kilnさん [スコーン・コーヒー]
Satomi kilnさんは、定番のスコーン4種類とドリンクメニューを持ってきていただきました。
ちょっぴり珍しいエルダーフラワーはマスカットの味わいの中にハーブが香り、肌寒い森の中でホット一息。

▲pique-niqueさん [カフェ]
サンドイッチや、スープ、スイーツにドリンクなどたくさんの美味しいものでいっぱいでした。
外のベンチに腰掛け、山の中での素敵なランチ時間が過ごせました。

▲お菓子のアトリエ peu a peuさん [焼き菓子]
見てかわいい、食べて美味しいpeu a peuさんのお菓子たち。
販売開始から客さんの長い列ができており、さすがの人気でした。

▲ノウマドさん [無農薬野菜・セレクト食料品]
山形県中山町からお越しいただきました。
季節の野菜や特産品たちはどれも美味しそうで、楽しい量り売りスタイルも魅力的です。

▲mori to ki [杉ハーブティー・ミツロウWS]
杉で作られるリラックスアイテムたちは森にぴったり。
自分だけのミツロウが作れるワークショップも実験のようで楽しそうでした。

▲古着屋 bisccoさん [古着]
去年に引き続き出店していただきました。
素敵なリメイク古着はbisccoさん唯一無二のデザインです。

▲発酵素材さん [暮らしの道具・古道具]
野原いっぱいに広げられた古道具たちは、年月を感じる雰囲気のある品々が多数でした。
古いものを手に取りながら、どのように使うか考えるのも醍醐味の一つ。

▲めぐりごと×気仙養蜂 [布物・蜂蜜・蜜蝋の手仕事品]
蜂蜜やミツロウキャンドル、ミツロウラップなど蜂蜜を生業とする気仙養蜂さんらしいラインナップ。
布ものを合わせて作られる名物の鳥ちゃん人形にはたくさんのファンがいます。

▲HELLO HELLOさん [布物]
布ものワークショップでは年齢問わずたくさんの方が楽しそうに創作をされていました。
キューブや会場内の飾り付けも行っていただき、森のこ・あきない市には欠かせない存在です。

▲haryuuさん [ドライフラワー]
ドライフラワーの飾られるブースはまるで一つの作品のようです。
木の実のオーナメント作りのワークショップも大盛況でした。

tsumikiブース


洋館入り口横にtsumikiブースも出店しました。
新たに刊行された仕事の情報誌「shaff」のお披露目とその他刊行物も多数並びました。

WEEKEND CAFEチームからは、特製シュトーレンが登場。栗の渋皮煮が入ったシュトーレンは、色染めから縫製までスタッフが作った布もので包まれ、限定販売されました。

11月1日からtsumiki館内で始まった物々交換企画BUTSU-BUTSU SPACEも出張展示。
見る人見る人興味深そうにのぞかれていました。


当日の天気はもちろんのこと、全国規模で熊の出没ニュースが増える中、無事に開催できるか心配事が多い今回でしたが、何とか天気にも恵まれ、たくさんの人にご来場いただくことができました。
ご来場の皆様から「県民の森って、こんなに良いところだったんですね」という嬉しいお言葉を多数いただくことができ、森のこ・あきない市の持つ意義を改めて感じる回でもありました。

「まちのヒトをつなぎ、まちにシゴトを創り、まちを変える」。
tsumikiの原点を再確認しつつ、これからも新しい試み仕掛けていきたいと思っています。

森のこ・あきない市

◆日時:2025年11月24日(月・祝)10:00-15:00
◆会場:宮城県県民の森青少年の森
 〒981-0121 宮城県宮城郡利府町神谷沢字菅野沢41
県民の森青少年の森⇒HP
■写真撮影:イタリーさとう @italysato
■協力:宮城県県民の森
■企画・運営:一般社団法人Granny Rideto
■主催:利府町

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