2026年6月20日(土)、利府町の浜田地区を歩くトレイルイベント「つみき おいしい旅」を開催しました。浜田地区は、馬の背や瑞鳳ヶ丘など利府を代表する景勝地で知られるエリアです。美しい海岸風景が広がり、歩くだけでもこの土地ならではの自然の豊かさを感じることができます。また、松島湾で獲れる海の幸は古くから地域の食卓を彩り、人々の暮らしに豊かさとぬくもりをもたらしてきました。今回は、そんな浜田地区ならではの景色と食の魅力を、4時間の旅の中にぎゅっと詰め込み、参加者の皆さんに味わっていただきました。
さあ、出発です!
朝9時半、浜田漁港をスタート。まず向かったのは瑞鳳ヶ丘(ずいほうがおか)です。名前の通り、丘の上から眼前に広がる雄大な景色が魅力の場所です。参加者の皆さんも「おおー」と感嘆の声をあげ、忙しくシャッターを切っていました。車だと気づかず通り過ぎてしまう場所でも、歩きだからこそ立ち止まり、景色を味わうことができます。そんなところにもトレイルの魅力があります。


次に向かったのは馬の背です。天然の桟橋として人気が高まり、連日多くの方が訪れています。そのフォトジェニックな景観はすでによく知られていますが、今回は少し視点を変えて、松島の成り立ちについて紹介しました。今、私たちが見ている松島の風景はいったいいつ頃できたのでしょうか。調べていくと、地球のダイナミックな活動が生み出した壮大な時間の流れにきっと心を惹かれるはずです。


馬の背で折り返した後は、e-ハマハウス(利府町のお試し移住体験住宅)へ向かいます。道中では、子馬と浜田洞窟にも立ち寄りました。子馬は、いわば馬の背の“小さい版”です。子馬から馬の背を眺める景色もまた、このルートならではの見どころの一つです。ぜひ、自分の目で確かめてみてください!
また、浜田洞窟と呼ばれる小さな入り江では、凝灰岩の岩盤に海蝕によってできた洞窟を見ることができます。この周辺からは縄文晩期から弥生時代の土器が見つかっており、近くでは貝塚も発見されています。古くから人々がこの地で暮らし、海の恵みを受けながら生きてきたことがわかります。今も昔も大事なことは変わりませんね。



▲波で削られた穴を生活の場所にしていました
浜田漁港に戻ってきました。ここまでの道のりは距離こそ短いものの起伏が激しく、なかなかハードでした。ここでトイレ休憩を兼ねてひと息つきます。そしてここから、さらに丘の上にある利府町の移住体験施設「e-ハマハウス」へ向かいます。標高0mから一気に60m駆け上がる、なかなかの急坂です。参加者の皆さんから文句の一つくらい出るかも……と身構えていましたが、体力自慢の皆さんは案外あっさり登り切ってしまいました。すごい!


待ちに待った食事です!
2時間半の旅を終えた一行を迎えたのは、食卓にずらりと並んだおいしいランチ。
メニューは、光洋水産(利府町)の塩蔵ワカメをふんだんに使った料理をメインに、塩釜の千賀の浦市場(いとう水産)で水揚げされたばかりのワラサの唐揚げ、そして利府で野菜作りをしている鈴木隆悦さん(スタッフとしても参加)の新鮮なレタスなど、地域の恵みがたっぷり詰まった内容です。
「お昼からこんな豪華なもの食べないよね」
「おいしかったー!」
「食卓を囲んだ人と仲良くなっちゃって」
そんな声も上がり、自然と笑顔がこぼれる食卓となりました。ランチを担当した二人も満足そうな様子でした。



食事の時間には、今年3月に塩釜港で起きた重油流出事故や、利府町の移住施策についても話題にすることができました。食を囲みながら地域の今を知る、貴重な時間になったと思います。
参加してくださった皆さま、そしてスタッフとして支えてくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
また次回、お会いしましょう!


(文責 石井)