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「活気に満ちた意見交換だった」 オープンイノベーション工場見学ツアーレポート


今年度1回目のオープンイノベーション工場見学ツアーを、6月27日(木)株式会社日の丸ディスプレー仙台と株式会社ジー・イー・エスの二社にご協力いただき、開催しました。参加者は総勢18名でした。

★これまでのオープンイノベーションに関係する取り組みはこちら 

2020年 「五感市」に学ぶオープンイノベーションセミナー
2021年 株式会社日の丸ディスプレーの工場見学
2022年 真栄工芸株式会社の工場見学
2023年 株式会社KALBAS&株式会社トオハの工場見学


日の丸ディスプレー仙台


日の丸ディスプレー仙台は、看板やサインを制作する会社です。最初に、取締役営業部長管理部統括の遠藤弘さんから会社説明がありました。ここでは、看板やサインというのは、たんなる情報伝達の手段ではなく、コミュニケーションツールであるという話がなされました。

たとえば、東日本大震災以降、沿岸部で見られるようになった津波の到達サインは、津波がここまで来たということを伝えるサインである以上に、見た人に避難ルートがどこにあるかを考えさせたり、周囲の街並みを眺めて、どのぐらいの被害があったかなどを想像させます。このように、サインというのは見る人の心に何かを語りかけるものであり、現代社会にとってとても大切なものになっています。

▲説明していただいた取締役営業部長管理部統括の遠藤弘さん
▲参加者も真剣


サインは多種多様


会社の説明が終わると、これまで日の丸ディスプレー仙台が手がけてきた製品やプロジェクトを紹介していただきました。一見、これはサインなのかというものでも、それが情報を伝えるものであり、人と対話が生じるものはサインと考え、受注先が求める製品づくりを積極的に行い、社会との交流を図っています。

たとえば、観光地やイベントの際に置かれる撮影用のモニュメントも、その一つです。旅行の思い出をより一層際立たせる重要なアイテムになっています。また、岩沼市の竹駒神社の参道を照らし出す行灯も手がけました。震災と鎮魂。地元の小学生の気持ちが、日の丸ディスプレー仙台の行灯に映しだされています。

▲これもサインなのだ
▲教育や祈りにもサインが役立っていた


工場内へ


工場の中を案内していただくと、作業員の方々が、実際に機械を動かして作業の様子を見せていただきました。看板と言っても素材は様々ですが、今回用意された鉄の板が切断され折り曲げられていく様子は、普段知れない世界を知れる機会になり、童心に戻ったように面白く見させていただきました。

▲ミリ単位の繊細な作業
▲レーザー切断機から出てきたものを見てみると… こんなサプライズも!


その後、質疑応答を経て、日の丸ディスプレー仙台を後にしました。

▲次の見学場所へ移動!


ジー・イー・エス


株式会社ジー・イー・エスは、省力化生産設備や理化学機器の設計・製作を行っている会社です。はじめに取締役営業本部長の永澤正輝さんから、ジーイーエスの事業について分かりやすくご説明いただきました。

ジー・イー・エスが開発する製品はすべてカスタムメイドであり、世界に一つだけのものです。相談に乗るところから設計・製造、また製造したものを納品するまで、すべての行程を一貫して行う技術力と総合力が最大の強みです。

また同じく強みとなっているのは、省力化技術を応用していることです。環境コストや経費コスト、人的コストなど、様々なコストをいかに抑えられるか、取引先に提案しながら丁寧に仕事を進めています。

▲説明していただいた取締役営業本部長の永澤正輝さん


協働ロボットを見る


下の写真は、協働ロボットと画像処理技術を融合させたデモ機で、ロボットの目となるカメラでサイコロの色を認識し、プログラムされたとおりにサイコロを並べていきます。はじめ、サイコロの色はバラバラに置かれています。ロボットはそれを掴み、奥の青い台の上へプログラムされた通りに配置していきます。

すべてのサイコロが正しく置かれると、思わず参加者から「おーっ」という歓声とともに拍手が沸き起こりました。

▲ランダムにサイコロをつかみ
▲奥の台へ運んでゆく
▲ディスプレーで動きが可視化され分かりやすかった
▲協働ロボットを輪にして会話が弾んだ


事業の特性上、工場の中を撮影することができませんでしたが、当日は3Dキャドを使った設計と製造現場の一部を見せていただきました。一般の私から見ても、一から作りだしていく作業は途方もなく、そこに絶対的な情熱と根気がなければ到底できないものだと認識させられました。


あたたかい雰囲気の中で


tsumikiが企画実施した工場見学は、企業のつながりや、企業と一般の人をつなぎ、それぞれが持っているスキルやアイディアを出し合い、共同で新たな商品やサービスを生み出していく、そんな環境をつくっていくことにあります。そのため、訪問する企業がどんなことをしているかを学ぶほかに、参加者同士の交流も大事な目的の一つになっています。

今回は残念ながら時間の関係でディスカッションの時間をとれませんでしたが、自己紹介や質疑応答、見学時間の合間をぬってそれぞれにコミュニケーションを図っておられました。

全体を通して、見て学んだことを自身の活動に引き寄せて考えたり、会社のことをもっと知りたいという気持ちがあふれ、あたたかな雰囲気のもと、参加者と企業双方にとって、とても有意義な時間になったのではないでしょうか。

地域に住む住民とモノづくり企業が交流し、お互いを尊重し合って、地域の振興を図ってゆくこと。その土壌づくりに少しでも近づいていればうれしいです。これからも継続的に実施していきますので、お見逃しなく。

▲ジー・イー・エス代表取締役社長の滝野善弘さんと談笑する参加者
▲参加した地域おこし協力隊も積極的だ
▲時間が足りなくなるぐらい質疑応答は熱気にあふれた


次回は、7月19日(金)に第2回を開催します。まだ、参加申し込みをされていない方は、お早めに! 

★詳細・申込みは、こちらからどうぞ⇒★


(tsumiki コーディネーター 石井 宏之)



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